浮島ガーデン いただきますから世界を変えよう!

沖縄県産オーガニック野菜と穀物でアメイジングなヴィーガン料理を作っています。 このブログでは農家さんのこと、そして食べることを通して沖縄を大地から豊かにしてゆく、私たちの取り組みについてお伝えしています。

地域支援型農業CSAの仕組みを沖縄中に広めたい!

皆さん、こんにちは!

今年は気候変動のスイッチが入ったような異常な夏ですね。
猛暑がこんなに長く続いている。しかも世界中が燃えている・・。

実際、山火事が世界中で発生していますよね。↓このニュース、本当に怖いです。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000312130.html

地球がもういい加減にしてくれと悲鳴を上げているようです。

さて、8月1週目に発生したブーメラン台風6号で
沖縄では農作物に15億円とも言われる甚大な被害が出ています。


<西原町「新島ファーム」さんの台風直後の様子>


<西原町「新島ファーム」さんの台風直後の様子>

本来なら夏にはゴーヤーや赤うり、空芯菜、島オクラなど
これでもか〜っていうくらい夏野菜があり、それが10月過ぎまで続くのですが、
今はどこにもありません。
スーパーマーケットの県産野菜コーナーはカゴだけが置いてあって、とても寂しい状況です。

すでに季節は立秋を過ぎており、今更、夏野菜を植え付けするわけにもいかず、
被害が大きかった農家さんは、一から土づくりをはじめるため、動き出しています。

オーガニック島やさいの宅配「ベジんちゅ」の新島ファームさんも、
ハウス3棟が崩壊し、畑もほぼ全滅、出荷できる野菜はひとつもないという大きな被害で、
毎週の野菜宅配も8月2週目からは何も出せていません。

でも、でも!
地域支援型農業「ベジんちゅ」の仕組みのおかげで、
新島ファームさんは販売するものがなくても、収入が保たれています。
安心して、秋&冬作の土づくりに精を出せます。

地域支援型農業というのは、地域の農家さんを地域の住民が買い支えるというもので、
ベジんちゅでは、作物が全く採れない時も、会員さんからの宅配料はそのまま農家さんへ支払われ、
豊作になった時に、配達できなかった分の野菜をお渡しする、という仕組みになっています。


<2020年にスタートさせた時の様子>

今回、このシステムのおかげで新島ファームさんは売る野菜がなくても、
ふだんと変わらない収入を得ることができています。
気候変動に関する未来予測では、今後、奄美・沖縄は台風が2倍になると言われているので
夏にはこういった長期にわたる台風被害が頻発する可能性が高く、
農業はあまりにリスキーすぎて、離農を考えている農家さんもいると思います。

でも、この地域支援型農業の仕組みを使えば、収入が減ることはありません。
不作で野菜が出せなくても返金する必要はなく、豊作になった時、野菜でお返しするので、
安心して農業を継続してゆけます。


<「ベジんちゅ」の取り組みを掲載してもらいました!>
「国谷裕子と考えるSDG’sと食料危機」
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784799904923

ベジんちゅの仕組み、取り組みについては、noteでも書いているので、読んでみて下さい。
https://note.com/ukishima705/n/n37868d1da720
https://note.com/ukishima705/n/ncfb1fcff2c58

そして、嬉しいのが、今回、26&27日に行う新島ファームさんの援農への呼びかけに
会員さんが参加してくれることです。
中には豊作時も野菜を多く入れる必要はないと言ってくれる方もいて、
農家さんを精神的にも肉体的にも支えている、家族のような、そんな会員の皆さんに、
私たちも心が晴れ、救われるような想いです。


<コロナ前には畑見学も開催していました>

コロナも一息ついているので、
これからしばらくは援農を定期開催してゆきたいと思っています。
興味がある方は浮島ガーデンのFacebookやインスタからDM下さい〜〜

Facebook
https://www.facebook.com/UkishimaGarden
インスタ
https://www.instagram.com/ukishima_garden_okinawa/


最後に。皆さんはどう思いますか?

台風で食べ物が手に入らなかった数週間、
沖縄の農業の脆弱さや食べ物がないことに対する恐怖を感じた人もいると思います。
この半年は物価高騰で猛烈に食べ物が高くなっています。
この先10年以内に起きるであろう気候変動による干ばつ、豪雨、猛暑で
農業はますます厳しいものになるのはわかりきっていて、
すでにこの数年で、沖縄県産のお米・雑穀の生産現場では4トンの収量が数百トンになるなど、
激しく落ち込んでいる農家さんもいます。
気づいた時に食べ物にアクセスできない、
つまり食糧難になるかもしれないという危機感が日ごとに増しています。

けれども国は軍事費のために43兆円もの大金を使おうとしている。
いいんでしょうか?
私たち、こんなの許していていいんでしょうか?
食べ物が買えない人も増えているのに、私たちの血税が大勢の人が血を流す武器に変わるのを
黙って許していていいんでしょうか?

武器では国民を守れない。それより農機具が欲しい。
空いている土地があったら、穀物を植えたい。
穀物は備蓄でき、いざという時、人々を飢えから守ることができる。
誰もが食べ物に困らない社会を作らなければ、日本の未来は暗いものになってしまいそうです。


国が動かないなら、地域で種をまき、地域支援型農業で農家さんを支えて行きましょう!

誰もが食に関してコミットしないと、次の世界に移行できない。
みんなで重い扉を開けて、次の世界をはじめたい!
急ぎましょう!!!


文責:中曽根直子




Posted by ukishima garden at 2023年08月22日22:26
Comments(1)畑のこと野菜宅配「ベジんちゅ」

究極の島らっきょうを助けて〜!!

みなさん♡はいさい!

6月になりましたね〜
コロナで世界が一変してから、早3ヶ月・・・

営業再開してから10日、テイクアウトもほとんどなく、
厳しい現実を実感していましたが、
おかげさまでこの週末は盛り上がって、
お客様がいらしてくれること、笑い声が聞こえてきたり、にぎやかな空気に包まれることが
こんなにもありがたくて嬉しいものなのかと、涙ちょちょ切れでした!!
本当にありがとうございます!!


<沖縄県の有機ハルサーさんたちのお野菜>

こんな感じで店内にて展開中の八百屋さん「ハルサーズ・マーケット」も、
毎日、ちょいちょい売れていて嬉しいです♡
2日に一度、援農をしに新島ファームへ行ってくれている料理長の龍治くんが、
採れたて新鮮島野菜を抱えて帰ってきて、並べてくれています!
那覇では県産有機野菜が買えるお店はほとんどないので、
浮島ガーデンの「ハルサーズ・マーケット」、ぜひご利用ください♡
買う人がいてくれたら続けられます!

通販サイトでも販売をスタートしたお野菜があります。
コロナで販路を失っている2人の農家さんのお野菜です!


<真ん中が新島ファーム・平良さんと、浮島スタッフ>

ひとつは新島ファームさんのビーツ。
すでにたくさんの方に購入いただき、300キロ売れましたが、
あと300キロほど残っています。

ビーツは”奇跡の野菜”と言われ、血管を健康にし、
隅々まで血液を行き届かせるので疲労回復が早く、
アンチエイジングにもなると言われています。血圧が高い方にオススメ!
ビーツを使ったヴィーガンレシピも購入の際に差し上げています。
ぜひ、こちらも引き続き応援、お願いします!!


<ビーツはかき揚げにすると甘くて最高!かき揚げ丼750円 テイクアウト&那覇市内ならデリバリーOK>

そしてもうひとつ販売しているのが、
琉球弧のお仲間である沖永良部島のお野菜です!!



先日、沖永良部島の高山さんから6月中に売り切らないと
廃棄しなければならない島らっきょうと里芋があるとのことで
それは一大事〜と、スタッフ3名で沖永良部島まで駆けつけました。



店をはじめて10年、奄美から与那国まで琉球弧の最高の有機野菜を食べてきましたが、
こんなに美味しい島らっきょうは初めてと、高山さんの島らっきょうを食べて感動。
有機栽培なのに、ぷっくり太って、香りもよく、実に嫌味のない味わいで
歯ごたえもサクサクで、究極の島らっきょうと言っていいと思います。


<写真は嫌いなのよね〜と言いながら、一緒に撮って下さった松本先生♡真ん中が高山さん>

琉球料理の重鎮・松本嘉代子先生も、高山さんのらっきょうを絶賛してくださって、
先日、高山さんが来沖した際、わざわざ会いに来てくださいました!!
大先生なのに、めちゃくちゃ優しくて、チャーミングで
素晴らしい人と成りにすっかり大ファンになってしまいました♡



松本先生は高山さんの島らっきょうについて
香りが良く、食べやすいと褒めて下さり、
里芋についても、ねばり、香りが素晴らしい!
化学肥料が入ったものとは全く違うと太鼓判を押して下さいました♡

そして一番おすすめの島らっきょうと里芋の食べ方も教えてくださったので、
発送の際にレシピも入れますね。



有機の島らっきょうは多くの場合、わりと痩せていて、
正直、あまり美味しそうなルックスではないのですが、
高山さんのは見た目も味も素晴らしい。
その理由は独自に開発した堆肥にあるのではないかと思います。


<海水を使った発酵ミネラル堆肥。オリジナルで作ってます!>

高山さんの農法についてはツクツク通販サイトに詳しく書いています。
興味がある方、読んでくださいね。

ツクツク通販サイト 浮島ガーデン「田からもの地からもの」
https://home.tsuku2.jp/storeDetail.php?scd=0000105466


なぜ、浮島ガーデンが農作物を販売するのか、その理由はというと、
今のところ私たちの暮らしに影響は出ていませんが、
ある日、突然、食料が足りないなんてことにならないか・・・
そのための準備をしておく必要があると思っているからです。

今回のコロナで、世界最大の穀物生産地であるインドやロシア、ベトナム、
中国などが一時的ですが、食料の輸出を停止していました。
第2波、第3波が来た時、すぐに収束しなかった場合、
これら農業大国が自国を優先し輸出をやめたら、
食料自給率37%の日本は持ちこたえられるでしょうか?

今は備蓄があるのでなんとかなるようですが、
コロナが長引いた場合のことを考えておくべきですよね。

すでに沖縄では
経済的な理由から26%もの人が日々の食事に困っている状況です。
ちょっと前の琉球新報調べなので、今はもっと増えているはず。


<20年前に書かれた現代人への警告書>

作家の野坂昭如さんが「かくて日本人は餓死する」と、
私たちへの警告とも言える痛烈なタイトルの本を20年前に書き遺されています。
この本の中で、野坂さんはこう言っています。

「世界的に食糧がなくなれば当然食糧の価格は上がります。
そうすると、以前の価格でしか変えない人たちがまず餓死してしまう。」

「わが国の食いもの事情は綱渡りそのもの。国際情勢が少し変われば、一朝にして餓死地獄です。」

さらに、10年後の未来については、

「穀物の自給率27%、世界178カ国中130番目。30年後(2030年のこと)、
世界で5億トンの穀物不足が恒常的となる。
今10歳の方が40歳、子供は食べ盛り、この頃日本は多分経済的に三流国となっている。
東海、南関東地震を考えても、これはわかる。
政治家の無能さ、日本の孤立化、只今の、世間すべてを覆う思考停止状態、
これによる国力の衰退化、敗戦直後に酷似。」

この本の中で野坂さんは、日本が食糧を外国頼みにしていること、
農を棄てたことが民族本来の生き方の放棄であること、
食料を作っていないことがいかに砂上の楼閣であるかを警告し、
「飢えは、まさに、個人で考え、防ぐものである。」と結んでいます。

「個人で考え、防ぐ」とは、言い換えれば「国は守ってくれない」と言っているのと同じ。
この国が人民を守ってくれないことは、特に沖縄に住んでいる皆さんなら、もう百も承知ですよね。

コロナで世界は一変しました。想像できないような世界が一瞬にしてやってきました。

野坂さんのこの警告は、コロナ前なら想像できない人も多かったと思いますが、
今なら十分に想像できますよね。
これは予言書なのかもしれないと。

野坂さんはこの本の中で言っています。消費者が変わらなければダメだと。

食べるという毎日の行為を変えてゆく必要がありますよね。
フードマイレージのことや、エコなパッケージかどうかなど
SDG'sの観点からお買い物している方はたくさんいらっしゃると思います。
これからは沖縄県産かどうか、沖縄県産を使っている加工品、店、
そこも選択の際に入れてもらえたらと思います。

沖縄の観光経済はひどいことになってしまいました。
ここからは農業・漁業を中心とした自立経済を築かなければ。
愛してやまない首里城ですが、復興するのはもう少し後でもいいですよね。
県民が健全に生きていけることの方が大事。
ただでさえ、沖縄は内地の2倍も貧困に苦しんでいる人がいる。


<5月30日付 琉球新報>

ピンチはチャンス!
今こそ沖縄は有機農業を本気でやるときだと思います。
玉城デニー知事は選挙の時、「地産地消でおもてなし」を公約していました。

今こそ地産地消です!

この島に食べ物がたっぷりあれば、
第2、第3波で輸入がストップしても怖くはありません。
農産物が豊かな状況を作るためには、
コロナで困っている農家さんの野菜が売れ余るようなことがあってはなりません。

有機農業はリスキーで、つらく、儲からない・・・
有機農家さんの多くはいつでも農業をやめてしまいたいと思っています。

私たちにできることはいい農作物を真っ当な値段で買い、食べること!
農家さんを応援し、沖縄県の食料自給率が上がること、
ついでに自分の免疫力も上がるし、
それがこの島の未来を素晴らしくすることにつながる!!!

100年に一度の危機が、私たちにすごいチャンスを与えてくれています!
みんなで素晴らしい沖縄へ、シフトして生きましょう♡


ぜひ、ツクツクにて食べる応援お願いします!!!
平良さんのビーツ、高山さんの島らっきょう&里芋
https://home.tsuku2.jp/storeDetail.php?scd=0000105466


浮島ガーデンでもいろんな美味しい島やさい、販売しています。
イートイン&テイクアウト、
那覇市内の方なら無料でデリバリーもできます!!

どうぞこれからも応援、よろしくお願いします♡


アフターコロナはエディブル・シティへ!!

皆さん♡はいさい!

浮島ガーデン、休業に入ってから約2週間経ちました。
この間、これまでできなかったことの課題解決を日々実行しています。

忙しさを言い訳にできなかったこと、いっぱいあるなぁ〜

例えば援農〜!


<新島ファームでビーツ収穫のお手伝い>

食と農の勉強会〜!


<農の映画を見ての勉強会>

今、フォーカスしているのはコロナが収束してからの世界を、
どうサバイブしていったらいいかということ。

当然ながら厳しい経済状態の到来と、
同時に食糧も厳しくなる可能性がありますね。

すでに中国からの野菜の輸入が減っています。
https://www.agrinews.co.jp/p50452.html

世界の穀物生産地が自国を優先し、輸出制限をはじめています。
https://www.agrinews.co.jp/p50452.html

さらに、このまま世界規模での感染拡大が止まらなければ物流も止まり、
自分の国にあるもので生活しなければならなくなるかもしれません。

食糧自給率37%、食糧輸入大国日本は大丈夫でしょうか?

もしも輸入が止まったら…こんな世界がやってくると農水省は予測しています。

「いちばん身近な食べものの話」農林水産省⬇
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/pdf/tabemono_pamph19.pdf


<「いちばん身近な食べものの話」から>

もし国内生産のみで2135キロカロリーを供給すると・・・ということで、
献立が朝昼晩と組まれています。

朝食 ごはん1膳、焼き芋2本、ぬか漬け
昼食 焼き芋2本、ふかしたジャガイモ1つ、りんご4分の1
夕飯 ごはん1膳、粉ふきいも1個半、焼き魚1切れ

味噌汁は2日に1度、卵は週に1度、
お肉に至っては9日に1度の食事になるそうです!!!

75年前、
戦争を生き抜いた方からすれば、
戦争中はこんなもんじゃなかったよとおっしゃると思いますが、
これはまるで戦時中のような食事ではないですか。。。。
飽食の限りを尽くしてきた私たちにこの食事、我慢できるでしょうか?

もしも輸入が止まったら・・・
今までみたいにパンや麺なんて、たぶんもうめったに食べられなくなるわけで。

そしたらお米を食べればいいじゃない?

でもお米だって、50年続いた減反政策、農家の高齢化、
さらには長く続いた日本人の米離れにより、
生産量は年々減っています。
沖縄県では戦前はまぁまぁいたお米の生産農家は今は激減しています。

お米がないなら、お芋さんを食べればいいじゃない?
今年はさつま芋に病気が出てしまい、不作です。

食糧足りないなら内地から送ってもらえばいいじゃない?
すでにゆうパックのチルドは停止になっています。
ウィルスが蔓延したらどうなっちゃうんだろう?


以前からしつこく書いてますが、
この小さな島で生き抜いてゆくためには、この島で食べ物を生産していないとダメなんですよね。

農業がどれだけ大事かを昔の人は知っていた。
沖縄戦のあと、米軍による土地接収が始まった時、
沖縄の農民たちは土地を取られたら生きていけないと
必死で土地闘争を展開しました。

伊江島のガンジー阿波根昌鴻さんの言葉が胸に響きます。

「土は魔法のようだよ。
同じ土にいろんな種を蒔くといろんな命を育ててくれる。
命を育む土地を、人殺しの練習のためには使わせない。
土地は万年、金は一時。」

年々、耕作放棄地が増えています。
ああもったいない。土があるのにほったらかしだなんて。

ちょっと古い話ですが、キューバ危機の際、キューバは石油を輸入できなくなったため、
ダイナミックに有機農業に転換したという歴史があるのをご存知ですか?
これは国家プロジェクトとして行われ、有機農家が観光農法の農家に有機農法を教え、
有機農家を増やしていった。
同時に個人の家々ではプランターや庭、路地に小さな菜園を作って
町中をエディブルシティに変えていったのです。

サンフランシスコでも面白い取り組みが行われています。
今から10年ほど前、ひとりの男性が空き地を耕し、ゲリラ農園としてはじめた菜園が
地域の人々の食を支え、貧しい人々にタダで有機農産物を分けてあげる
コミュニティ・ガーデンに変貌しています。


<最初はゲリラ農園でしたが、今ではサンフランシスコ市が認める立派な農園に!>


<かつてはゴミ捨て場にされていたという空き地が、今は楽園に!!>

これは「都市を耕す エディブル・シティ」という映画にもなっています♡

アフター・コロナの世界は今までのような経済至上主義社会は
続けていけなくなるのではないでしょうか。
この小さな島・沖縄島は何か有事が起こっても大丈夫なように、
農業に力を入れることが重要です。
今こそ有機農業を本気で取り組む絶好のチャンスなのではないでしょうか?


<オーガニック島やさいボックス ベジんちゅ>

有機無農薬の新鮮な野菜を食べ続けていたら、体は元気になります。
免疫だって上がります。ウィルスは怖くない。

いい農産物を作ってくれる農家さんを、食べて応援しながら
沖縄の食料自給率を上げていきたいです。



2月からはじめた宅配「オーガニック島やさいボックス ベジんちゅ」は
地域支援型農業の考え方を取り入れた農家さん応援プロジェクト。
有機農家さんが増えるよう、これ以上農家さんが離農しないよう、
新規農家さんが売り先に困らないよう、うまく消費者とつないでゆきたい。

さらに、この宅配ボックスの中には、
貧困家庭の子どもたちを新鮮野菜で元気にするべく、
1割分の野菜が那覇市社会福祉協議会を通じて子ども食堂へ寄付されます。
つまり購入者の皆さんは毎回、1割分の野菜を子どもたちへ寄付していることになります。

島やさいボックスがどんどん売れるようになればなるほど、
沖縄がよくなる♡♡♡

島やさいボックスについては「島やさいでつくるハッピーネットワーク」に
https://www.facebook.com/groups/673229983503993/?tn-str=*F
ヴィーガン・レシピや様々な情報が日々更新されていますので、
良ければチェックしてください〜


<これからは野良仕事で生きる力を身につける時代!>

今後は野菜の宅配とともに、
浮島ガーデンのヴィーガン・フードや発酵食品の宅配事業もスタートさせ、
援農、市民農園、阿波根昌鴻さんが夢見た農民学校などなど、
レストランができることをもっともっと深掘りしてゆけたらと、
今、アフター・コロナの準備を着々としています。

20日(月)からお店を開ける予定でしたが、
緊急事態宣言が全国に及んだ今、月曜日からの再開は不可能になりました。
学校は休校、子ども食堂もやっていない。
貧困家庭の子どもたちの食事が心配です。
今、私たちにできることをやりたいと思い、
来週から子どもたちにお弁当を作って配布します。

これについてはまた明日、詳しく書きたいと思います。
皆様から支援をお願いしたいです!!!

支え合う、共生する社会へ
コロナが導いてくれているように思います♡


<コロナのおかげで自然界がきれいになってます>








Posted by ukishima garden at 2020年04月18日15:58
Comments(0)ハルサーさんnew !畑のこと

大嘗祭♡沖縄から粟を供納

皆さん♡はいさい!

明日11月14日、15日は大嘗祭ですね。

大嘗祭とは、岡田荘司著「大嘗祭と古代の祭祀」によれば、
新しい天皇が大嘗宮内の正殿に天照大神(および天神地祇)をお迎えし、
新穀の神膳を捧げて共食され、
国家の安寧を祈念して天照大神の霊威を享受する国家最高の「饗の事」だそうです。



そんな国家最高の祭祀に、粟を納めさせていただきました!


<特注で作った琉球松の箱に粟を入れ、高キビの籾殻で染めたうちゅくい(風呂敷)で包みました。>

大嘗祭では、お供えもの「庭積の机代物(にわずみのつくえしろもの)」として、
47都道府県から稲・粟(精米したもの)が供納されることになっていて、
沖縄県雑穀生産者組合の粟を、先月30日、沖縄県を代表して宮内庁へお届けしてしてきました!


<皇居へ入る門をバックに。手には粟。>

沖縄で粟?と思うかもしれませんが、
もともと沖縄の各島々には粟をはじめ、高キビやもちきびなど雑穀が存在していました。
古い島の歌に「稲粟ぬ稔り」というフレーズがよく出てくるように、
粟はお米と同様にとても大切にされてきたもので、神行事には欠かせないもの。
お米が採れない島においては神に捧げる最も重要な作物でした。


<石垣島平得の司・荻堂久子さん。手にしているのは神様に捧げる稲粟のお飾り>

でも、戦争で種が焼かれてしまったことや、
戦後の食糧難、空腹の中では、粟を食べるには非常に時間と手間がかかりすぎるため、
芋の栽培がメインになり、
さらにサトウキビの生産が活発になると、農地の多くはサトウキビ畑となり、
粟は激減していったのだと思われます。

ところで、竹富島の有名な祭り「種子取り祭」は何の種の祭りなのかご存知ですか?
これぞまさに「粟の種まきの日」を知らせる農耕儀礼。
「種子取り祭」ではイイヤチという粟の餅を作って食べたり、
神前に備える飾りとしても粟を使うため、
島に住む90歳を超える前本さんや何人かの方が、粟の栽培をし続けてきました。


<竹富島でずっと粟を栽培してきた前本さん>

八重山の各島々に在来の粟はありましたが、
大きな粟の祭りがある竹富島には在来種が今も残っていました。
宮古の伊良部島も同様に、司さんが神行事のためだけに粟を栽培してきたことで
宮古在来の粟が残っています。


<伊良部島の長崎さん。司のお役目が終わっても粟を絶やさないよう種まきをしている>

考えてみればすごいことですよね。
食べもしない粟が今日まで残ってきたこと。

それだけ粟が神聖なる作物だということを表しているように思います。

そして島の人々の神様に対する敬虔な気持ち、
種を絶やしてはならないという熱い想いがあったからこそ残ってきたわけですが、
それだけにとどまらず、粟はこれからの日本にとって非常に重要な作物なのだということが
大嘗祭と関わらせてもらうことで深く入ってきました。

日本神道の研究家である岡田荘司氏は前出の本の中で
稲とともに粟が大嘗祭の神膳に備えられてきた理由をこのように記しています。

「粟は非常時のために飢饉の備蓄とされており、民生安定には欠くことのできない食料であった。
大嘗祭には、災害の予防が記念されており、
天皇祭祀の本質は、稲だけではなく、粟の祭祀が重要であった。
稲祭りに隠された粟祭りは天皇祭祀最大の「秘事」であり、
天下を統治した天皇の理想と現実が、大嘗祭と天皇新嘗には投影されている」と!


台風15、19号では多くの人が亡くなり、
家を失い、農産物は3000億円もの被害を受けました。
これまで経験したことのないような自然災害が頻発していますよね。
気候変動が年々深刻になってきているのを肌で感じます。

こういった自然災害が毎年、地球規模で起こるようになったら、
世界中で食料不足が起き、輸入頼みの日本は「飢饉」に見舞われるかもしれない。

天照大神が大嘗祭を通じて
「稲粟を備蓄しなさい」と国民に教えてくれているような気がしてなりません。

今回、庭積の机代物として供納した粟は、
波照間島の五穀生産者・西里さんが、
竹富島の親戚の方が栽培していたものを2年前にもらい受けて増やし、
石垣島在住 雑穀生産者組合の吉本さんに渡し、
自然栽培で育て、7月に収穫したものです。


<収穫の喜びいっぱいの吉本さん>

在来の粟は琉球列島の数千年にわたる気候風土、歴史を記憶しながら、
島の人々のいのちをつなぐ助けとなってきました。
そして蒔き続けてきた人々の想いとともに、
今を生きる私たちの元にやってきてくれた。
なんて愛しい。

この小さなひと粒の重みを大嘗祭をきっかけに、強く感じるようになりました。


<粟の大豊作!五穀豊穣こそが世直し>

沖縄の神歌の中には「赤椀の世直し」というフレーズが度々登場します。
赤椀とはお米や粟でできた神酒を注ぐお椀のこと。
赤椀をお神酒でいっぱいにすること、
つまり稲粟が豊作になることが、世が直ることだと歌っているのです。


<波照間島。昔は粟で作っていたお神酒は粟がないため今ではお米で作っています。
豊年祭前、地域の女性たちが集まって神酒作り>

大嘗祭、沖縄の神歌、いにしえの人々は祭祀に託して、
穀物の大切さを私たちに伝えてくれているように思います。

穀物のことを一粒万倍と表現するように、
稲や粟は一粒から何千、何万と種子をつけるいのちの宝庫と言えます。
どんどん食べて、あなたのいのちを輝かせてください。

令和の世は今まで以上によくなる!
そう信じて、来年も粟の種を蒔きたいと思います!




Posted by ukishima garden at 2019年11月13日18:40
Comments(0)食材たちnew !畑のこと

食の勉強会「まーさんミーティング」報告

みなさん♡はいさい!

内地では桜が満開なんでしょうね〜
沖縄は寒い4月1日を迎えています。
風邪ひかないよう、気をつけてくださいね。

さてさて、昨日は食の学びとマルシェが合体した「まーさんミーティング」を
琉球新報ビルで開催しました!


<石垣島から女優の吉本多香美さん>

現在、メディカルハーブのスペシャリストとしても活動している吉本さん。
体調を壊したことがきっかけで31歳でマクロビオティックに出会い、
食を変えて元気を取り戻したことで、お子さんにも恵まれたそう。
震災直後、原発から離れた場所を目指してたどり着いた石垣島で
現在は小学校3年生の息子さんのお弁当を毎日手作りし、
ママさん仲間と一緒になって麹作りや味噌作り、
もずく採りやあたいぐゎーで野菜を作るなどなど
沖縄のお母さんたちがこれまで当たり前にしてきた育む暮らしをもう一度取り戻したいと
地域のママさん仲間との共同作業を楽しみながら行なっていることをお話してくれました。

そして何度も繰り返し吉本さんが言っていた
「このいのち、私といういのちを生き切りたい。そのためには健康でいることが大事。
お弁当を作るのは、息子も与えられたいのちを生き切ってほしいから」

ほんと!私という人生を謳歌したい!
そのためには元気であり続けることが必要!


<まーさんマルシェにて 多香美さんとミュージシャンのアラカキヒロコさん>

そして午後からは世界の食問題に精通する印鑰智哉さんの講演会で
80名近くの方が集まり、食への意識の高まりを感じました。



印鑰さんのお話を少しだけご紹介すると、

アメリカでは慢性疾患が急増、その原因が遺伝子組み換え作物にあること、
世界は遺伝子組み換えがあまりにも増えたことに対する危機感から
オーガニック化へとシフトしているのに、日本だけは真逆であること。

加工品に含まれる遺伝子組み換え食品を食べないようにしていても
遺伝子組み換え作物を栽培する際に使用される除草剤ラウンドアップが
現在は普通にホームセンターや100均で売られており、
簡単に手に入る除草剤として利用されているのが日本の現状。
除草剤などの農薬、化学肥料が使用されすぎて、土壌菌が死滅している。
そのため日本の野菜はミネラルや必要な栄養素が昔に比べると激減している。



そしてこのまま農薬・化学肥料を使い続けると、
なんとあと60年で土壌がなくなってしまうという危険的状況が世界的に起きているそうで、
国連では2015年から「国際土壌の10年」とし、警鐘を鳴らすとともに
豊かな土壌回復を目指して活動をはじめているそうです。

印鑰さんの言葉で大至急改革しなければと思ったのが、子供の食のことでした。

大人は腸内の環境ができているから大丈夫だが
子供たちのは20年かけて腸内細菌を作ってゆく。
学校給食をオーガニックに変える必要があると。

ちょっと調べてみたところ、
沖縄県内の小中高生の体調がこの15年で少しづつ悪くなっているんですね。
子供たちが健康でなければ、いい未来は作れない。
学校給食、何としても変えてゆきたいですね!!

そしてこの後、食の現場で頑張る農家さんと養蜂家さんによる
ハルサーズ・トークセッションは短い時間でしたが楽しく盛り上がりました!



八重瀬町の自然栽培農家・島袋悟さんからは土壌菌が豊かであれば
野菜作りに肥料はいらない、どんどんできるとのことで、
やっぱ菌=金だな〜と感じ、
新垣養蜂園の新垣伝さんからは養蜂を通じての自然循環、
さらにはハチミツを販売し、お金の循環まで学ぶという取り組みを大名小学校で行なっていると聞き、
こういった農の学び、自然とともにある暮らしが学校教育の中で増えていいたらいいね〜と思いました!

そして地域の人々がもっと農業にコミットしてゆける環境作り、
いい農法の農家さんを消費者が助け合う仕組み「CSA地域支援型農業」の取り組みを
ぜひ沖縄で立ち上げたい、その準備のための勉強会も、
このトークイベントに集まった人々とともにやっていこうという広がりが生まれました。

そしてそして、この春からは
浮島ガーデンでも、私たちが思い描く楽しい未来をたぐり寄せようと
畑へゆく、農作物を販売するなど、とりああえずできるところからはじめてみることにしました!!
今後、営業時間が短縮されてゆくと思いますが、
ご理解いただけるとありがたいです!そして、一緒にやりた〜いという方も大募集です!

というわけで、さっそく
今日は定休日ではないのですが、
お米の自然栽培農家・朝井さんの指導のもと、国頭村で田植えをしてきます。
すみません、お店を終日おやすみいたします。


いのちを全うする、そのために必要な食べものをつくり
いのちが喜ぶ暮らし、生き方がしたいですよね。

自然の一分である「自分」。
自然のものを食べ、自然の中にいれば元気でいられるはず。



畑でのびのび、生き生き、楽しいなぁ〜

みんな元気になるよ〜
ファーミング・エクササイズ!
野良仕事で長寿復活!



Posted by ukishima garden at 2019年04月01日10:54
Comments(0)ハルサーさん畑のこと講座

平和への祈りを込めて2019年元旦営業いたします!

みなさん⭐︎はいさい!

大晦日。
京都らしい寒さを味わいながら、2018年を振り返りつつ、
感謝の気持ちいっぱいでこのブログを書いています。

京都店はお正月の三が日はお休みとさせていただきますが、
沖縄本店は元旦から、そしてデパートリウボウの樂園CAFEは2日から営業いたします。

2019年のオープニング料理は
沖縄が古代より切なる想いで祈ってきた「五穀豊穣」を予祝した五穀三昧プレート!


<小浜島 粟の栽培者 竹本真良さん>


小浜島の粟、波照間島の高キビともちきび、久高島の麦、やんばるのもち米で



<久高島 麦が大豊作でした。古波蔵節子さん>


<波照間島の高黍。もちきびも栽培している西里正善さん>


清らかでおめでたい五穀料理を作りました。



<一粒からこんなにたくさんの稔りが採れる粟は人々が神に捧げてきた最高の作物>


そして、これにクバの葉に包んだちまきもつきます。



<民具の材料でもあるクバ クバ民具作家・與那覇有羽さん>

クバの葉は神の依代と言われ、沖縄においても日本においても重要な作物。
久高島の五穀伝説においてイシキ浜に流れついたひょうたんには
「粟、キビ、麦、豆、クバ」が入っていたとされ、
クバは沖縄では五穀のひとつになっています。

実際クバは食べられるんです。


<食べられるのはクバの胴体の部分>


沖縄の五穀については「琉球新報Style」に書いています。
https://ryukyushimpo.jp/style/article/entry-582713.html


そしてそしてクバちまきに使っているもち米は美味しいだけじゃない!
最高に体にいい無農薬・無肥料、完全自然栽培米です。


<自然栽培農家・朝井さんの田んぼ。今年も二期作、ひとりで頑張りました!>

やんばる国頭村で自然栽培されたもち米と久高島の麦、波照間島の高キビをたっぷり入れています!
心も体も満福になるはず〜


<樂園CAFEでは石垣島の無農薬もち米で作ったクバの葉ちまきが食べられますよ〜>

浮島ガーデン8年の取り組みの中で、こういった五穀がようやく島々で復活、
採れるようになってきました。
小さな粒の大いなる一粒万倍エネルギーを体に摂り入れ、
一年の無病息災とくんち、嘉例をつけてくださいね。

2019年にちなみ、2019円にてランチ、ディナー共に召し上がっていただけます。
元旦と2日のみになります。(なくなり次第終了)
4日から通常営業いたします。


激動の2018年があと数時間で終わろうとしています。
2019年も皆様が幸せでありますよう、そして世界が平和でありますよう
心から祈ります。


感謝とともに。
浮島ガーデン スタッフ一同





Posted by ukishima garden at 2018年12月31日13:04
Comments(0)食材たちnew !畑のこと

雑穀大豊作!!

皆さん☆はいさーい

沖縄は一部地域で断水もはじまったほどのカラカラの空梅雨ですが、
なんとなんと雑穀は大豊作です!
内地では雑穀の種まきが終わったばかりなのに、沖縄は収穫がはじまりましたよ〜

この写真は波照間島、とんちぇ農園さんの畑の様子です。



黄金色のもちきび畑。黄金色に色づいて、とってもおめでたい!
その奥に高キビ畑が広がっているの、見えますか?





和名はモロコシ。背が高いから高キビと呼ばれています。
沖縄ではハイキビと呼ぶ方も。



今年は去年の3倍くらい収穫できそうです!!嬉しい悲鳴〜!

とんちぇ農園さんによると、来週あたりまで収穫は続きそうとのことでした。


波照間島だけではありません。久高島でもご覧の通り、



在来の高キビ、トーナチンが大豊作〜!



ひとつひとつ丁寧にネットをかけて、鳥の被害を受けないようにしています。


<節子さんと息子の久さん>

高キビだけではありません!



裸麦も大豊作でした〜♡



千倍豆(ささげ)もたくさん採れました!



雑穀も豆も浮島ガーデンの店内と、ネットにて販売してゆきますよ〜
もちろん店内でもお召し上がりいただけます。


<ランチタイムから食べられる!もちきび甘酒ソフトクリームもなか>

月曜から木曜のカフェタイム(15時〜18時)の間には、
千倍豆のパウンドケーキを出しています。
奇跡のやんばるいちごパフェの中に入っているあんこも千倍豆。



ぜひ、食べにきてくださいね〜


そしてそして!もうひとつ嬉しいご報告です!



これは伊良部島の神司さんから分けていただいた在来種の粟。
昨年のこぼれ種が発芽して、浮島ガーデンのお庭でこんなに大きくなっていました〜



沖縄にとって粟は、他の雑穀に比べ特別重要な存在だと思っています。
どの地域も神行事は多くの場合、粟で神酒をつくり、神さまに捧げてきました。


<伊良部島の司さん。毎年、粟を栽培して種を守ってきてくれました>

しかし、戦争によって多くの種が焼かれ、失われ、
食べるものもないため、手のかかる雑穀よりも芋を増やす方が重要になり、
粟を含め雑穀はあまり栽培されなくなってゆきました。
やがてお米が流通するようになると、
雑穀の需要はほとんどなくなり、猛スピードで消えてゆきました。

現在、沖縄県はもちきびだけは日本第2位の生産量を誇っていますが、
これは熊本から取り寄せたもちきびが美味しいということで、
在来のものではありません。


<波照間のもちきび>

粟に関しては、数年前までは神行事で使う目的で
八重山のいくつかの離島で栽培されていましたが、
栽培する方が高齢化し、もうほとんど誰も作っていません。
同時に種も捨てられてしまっている状況です。

一度失ってしまったら、二度と作り出すことができないのが種。
在来種の保全と、高キビや粟の生産量を上げてゆきたいという想いで、
昨年、雑穀生産者組合を立ち上げました。



現在、20軒ほどの農家さんと、雑穀栽培をしてみたいというママさんたちが
組合員になっています。

雑穀を栽培してみたいという方、浮島ガーデンまでご連絡ください。
いつからでも組合員になれますよ〜

沖縄の人々のいのちをつないできた雑穀を、みんなで未来へつなげてゆきましょう〜
そして雑穀を食べていた頃の沖縄は間違いなく長寿でした!
いっぱい食べて元氣になりましょう!

ぜひ、浮島ガーデンで美味しい県産雑穀料理を召し上がってみてくださいね☆








Posted by ukishima garden at 2018年06月08日09:35
Comments(1)畑のこと

丹後半島☆与謝野町の取り組み

沖縄よりはるかに暑い京都からハイサイ!
先日、最高の猛暑日にお休みをいただき、


<ホップ畑>

スタッフみんなでホップ栽培と循環型農業に取り組む「与謝野町」へお邪魔してきました~☆

与謝野町は京都市内から車で約2時間。
丹後半島の付け根に位置し、人口22000人、
かつては丹後ちりめんで大変栄えたことで有名な町です。

現在はというと、35歳、イケメン町長さんがいることで有名ですね♪


<きゃあ♪山添藤真町長~!!>

与謝野町は町をあげて循環型農業に取り組み、
2年前からはホップ栽培に挑戦し、
クラフトビールの醸造事業をスタートさせるという実にわくわくな計画を持っていて、
そのわくわくな取り組みをぜひこの目で見てみたいと、
山添町長に頼み込んで、このたび、お邪魔させていただきました。



与謝野町が循環型農業へシフトしたのは15年前。
与謝野町を流れる川は阿蘇海に注いでいて、阿蘇海にはあの有名な「天橋立」があるため、
海を汚さない農法へ切り替えようと、
農薬・化学肥料をほとんど使用しなくても農産物が作れる
独自の有機肥料を開発製造しはじめたんだそうです。



「京の豆っこ」と呼ばれるこの肥料は、
豆腐工場から出るおから、お米のヌカ、魚のアラという地域で出てくる食材を使って作られています。
しっかり発酵させて作られた「京の豆っこ」を田んぼや畑にまき→
出来上がった作物を町の人々が食べる。
この自然な循環が人も環境も元気にしているんですね。
特にお米は「京の豆っこ米」としてブランド化され、味も最高!特Aを取っています。素晴らしい!!!



そして、山添町長が就任してから取り組みがはじまったのが、ホップ栽培。
ホップは寒い地域で作られる作物なので、
日本では北海道や東北地方でしか作られていませんでした。
北限は長野だと言われていたにも関わらず、
山添町長は果敢にもホップ栽培に挑戦。


<ホップさん、茂ってます>

イギリスとアメリカからホップを取り寄せ、どちらがより与謝野町に適したホップかを
見極めるところからスタートしたそうです。
その結果、アメリカから来たホップが勢いよく鈴なりになってくれたことから、
昨年、5つのクラフト・ビール会社から、与謝野町産ホップを使ったビールが見事商品化されました。



生のホップの香り、はじめて嗅ぎましたが、柑橘系でとってもいいですね~♪

100年以上続く地元のお酒蔵「与謝娘酒造」さんでは
この生ホップを使用したソフトクリームがいただけますよ。
甘さ控えめでさっぱりと仕上がっていて、さわやかな苦みがとっても美味しかったです♪


そんな生ホップの香りを余すところなく味わえるビールが今年も完成したそうです!!!
超貴重な与謝野町産生ホップを使用した京都醸造さんによるクラフトビール!!!
なんとなんと明日から、下記のお店で飲めますよ~


え?
浮島ガーデン京都では飲めないのかって?

はい。
ウチには京都醸造さんの規格に合うビールサーバーがなく。。。
来年、瓶ビールにて販売がスタートした暁には必ず取り扱い店になりたいと思います!!!


<与謝野町産ホップ・クラフト・ビールが飲めるお店♪>

バンガロー(烏丸御池)
http://r.gnavi.co.jp/gk0zhzej0000/

タクミヤ(烏丸御池)
http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26025275/

ビア小町(東山)
http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26024620/

ビフォーナイン(二条城)
https://retty.me/area/PRE26/ARE108/SUB11003/100001284589/



長野が北限と言われていたホップ栽培。
それを暑い暑い京都で挑戦しようなんて、最初はきっと反対もあったでしょう。
それでも町長と農林課の皆さんは地元農家さんと共に夢に向かって一生懸命に取り組み、
見事ホップ栽培を成功させました。

人と環境のために良い農業をし、素晴らしい作物を作って、
その農産物で産業を興し、町おこしをする。

わくわくな循環が与謝野町にはあると思いました。

与謝野町みたいな町がどんどん増えたら、日本の農業は良くなるし、
人が元気になると思います。増えてほしい~~~!


今回、素晴らしい畑や田んぼを見学させてもらいながら、
若き町長と農林課の皆さんの情熱に触れることができ、スタッフ一同、感動でした。

これからも与謝野町を応援してゆきます!
山添町長、農林課の皆さん、おちばりやす~♡



<特Aお米農家の小谷さん&山添町長との記念写真>



与謝野町の取り組み
http://www.town-yosano.jp/wwwg/info/detail.jsp?common_id=286117

与謝野町ホップ生産者組合
https://www.facebook.com/yosanohop/







Posted by ukishima garden at 2016年08月08日19:56
Comments(0)畑のこと

奇跡のいちご祭り~☆

皆さん☆こんばんは~

春めいて…と書いたばかりなのに
なんだか毎日寒いですね~

万座ビーチでは今週末が海開き!
どうかあったかくなりますように☆♪☆

浮島ガーデンも今週日曜日は毎月恒例のビッグイベント「ハルサーズ・マーケット」があります☆
新鮮やさいを持って農家さんが販売しに来てくれますよ~



そして今回は待ってました~~☆
森岡いちご農園の奇跡のやんばるいちごが1年ぶりに登場します♡



森岡さんのいちごは無農薬・無肥料・露地栽培。



いちごもリンゴ同様、けっこう農薬を使いますよね。
でも森岡さんは農薬も使わず、肥料も入れず、さらにお天道様のパワーをいただく露地栽培。
ハウスで栽培している方ならいると思いますが、
いちごの露地栽培っていうのは、日本広しといえど、プロの農家さんではそういないのでは?

だから堂々と名付けちゃいました「奇跡のやんばるいちご」って!



森岡いちご農園はやんばると言っても本気で深いやんばるにあります。
国頭村安波。那覇から車で行くこと3時間。
農園がある場所はヘリパッド予定地だそう。
でも森岡さんはいずれ取り上げられてしまうかもしれないこの場所で
日々、黙々といちごを栽培しています。

いちごは意外にも手がかかる作物で、収穫のない夏場や冬の間もずっと苗のお世話をし続けます。
実りがあるのは2月から5月中旬くらいまで。
実りのない間の収入を考えると怖くなりますね。
難儀して作っているのだから、ほかのいちごより高くても当たり前です。
人と地球に一番良い方法で栽培してくれていることを考えたら、
値のつけようがありませんね。



手塩にかけて丁寧に育てられたいちごたち。
美味しさも最高峰です。
私は奇跡のいちごを食べてから、もうほかのいちごが食べられなくなりました。
いちご本来の味と食感をはじめて知ったという感じです。

森岡いちごは実がしまっていて、甘味と酸味のバランスが絶妙で、
見栄えの悪いものほどなぜか美味い。

野性味あふれる、エネルギーの高いいちごです。



さらに驚いたのは、さやかさんが作るいちごジャムです。
美味しさは言うまでもないのですが、
開栓後、冷蔵庫に入れるのを忘れて放置していたら、
シュワシュワしていてビックリ!
腐らずに発酵していたんです~~!!!!

酵素は48度で死滅すると言いますが、
天と地の恵みだけで作られたエネルギーの高い作物なら、
どんなに加熱しても酵素は死なないんですね。

これはもう普通のジャムではありません「酵素が生きている☆奇跡のいちごジャム」と名付けます!


そんな森岡さんのいちご、
今回、ハルサーズ・マーケットに合わせて届けていただけることになりました!

ここのところの曇天で、収量も少なく見た目も味も今ひとつとのことでしたが、
貴重な森岡いちごが食べられるまたとないチャンスです♪

ジャムの販売もします。

昨年大人気だった奇跡のいちごアイスも復活♡
もちろん卵・乳製品不使用のヴィーガン・アイスです。




ハルサーズ・マーケットは
3月8日(日)11時から15時まで!
いちごはおひとり様1パックまでとさせていただきます。
数が少ないので、どうしても買いたい!という方はお早目にご来店くださいませ~♪


明日はあの世のお正月。そして満月ですね。
楽しい週末をお過ごしください。

いつもありがとうございます☆




Posted by ukishima garden at 2015年03月05日22:41
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むい自然農園☆水かけ祭り

皆さん☆はいさ~~~い

ここ数日、かなり暑い日が続いていますね~

そして相変わらず日照りも続いています。
数日前に降った中部の雨は、久々の恵みの雨でしたね。



大山ターンム畑にかかったダブルレインボー♪ 美しすぎる~♡



まとまった雨に中部エリアの農家さんたちは喜んでいました。

でも北部は全く降っていないそうで切実な状況になっています。
農業用水がない「むい自然農園」益田さんの畑の土はひび割れしており、
作物も育成が悪く、痛々しい風景になっています。

益田さんは今までは天の雨水だけで散水せずに栽培していましたが、
今年はそうはいかない。こんなことはじめて。と、
近くの川へ水を汲みに行き、20リットルのポリバケツを両手にかかえ階段を上がり
それを車に積んで、畑まで戻って水をまく…
1日に何度もこれを繰り返しています。

ひとりでやるのはつらい作業。
でもみんなでやればけっこう楽しいはず~
というわけで
むい自然農園にて「雨乞い水かけ祭り」を行うことにいたしました~♪



日時:12日(月)17時より開催!

持ち物:飲み水、帽子、長靴、軍手、ポリバケツ持参できる方はぜひお願いします!

内容:近くの川から水を汲んで、野菜たちにかけてあげるお手伝いです。

待ち合わせ場所:北山高校となりのココストア♪

参加希望の方は
info@ukishima-garden.comまで


水がなければ人も自然も生きられない。
水のありがたみを感じます。









Posted by ukishima garden at 2013年08月05日21:08
Comments(0)ハルサーさん畑のこと

西表安心米☆よろこびの新米

皆さん☆こんばんは~


梅雨の晴れ間が続いていますね。
そんな中、台風3号発生のニュースも飛び込んできて、
ふと、2年前、梅雨のさ中にやってきた大型台風のことを思い出しました。
久々に沖縄本島を直撃した大型台風でした。

そして
去年は大潮に合わせるようにして、4度も大きな台風が来ましたね。
台風で被害を受けた作物はたくさんありますが、
中でも西表の安心米は大きなダメージを受けました。



暴風により倉庫が壊され、収穫したお米が浸水。
すべてダメになってしまったんです…。
これは本当に無念、辛すぎる出来事でした。。。


農家さんは精神的にもタフでなければできないお仕事ですね。

安心米の作り手・那良伊孫一さんは
温暖化の影響で通常より早くやって来るようになった台風対策として、
今季はふだんより1ヵ月早く田植えをし、
台風前に収穫できるよう、万全を期しました。



↑の写真は5月下旬、収穫10日前の稲たち。一面クガニ色。なんて美しいんでしょう!

今年、西表島で一番最初に収穫したのは孫一さんだったそうです。


<孫一さん>

「今日もイノシシが入ってこないよう柵を作っていた」

以前、明日収穫という時に、イノシシに食べられてしまって
収穫量が大きく減るということがあったそうで、
収穫前はイノシシ対策も農家さんの大事なお仕事。



しかも孫一さんのお米は無農薬なので、雑草を刈る時間も長く
ヤマネコの手も借りたいほどです。

でも孫一さんはたったひとり稲と向き合い、
台風ニモ負ケズ、お米作りを続けています。

その理由は…

孫一さんはお父さんがお米を作る姿を見て育ち、
稲作りから学ぶことがたくさんあると思ったそうです。
そして同時に500年続く西表島の稲作文化をなくしてはならないという想いから、
迷うことなくお米の生産農家になりました。

無農薬でお米を作って27年。



その間、海も山も変わってしまったと言います。
海の生物はどんどん消えてゆき、気温も上昇している。
イノシシも食べるものがないから山から降りてくるようになった。

地球は人間のせいで瀕死の状態。


<パエリアの中にたっぷり使われているアカマヤーマイ(黒紫米)。不思議とカッコ良かったです!>

楽をするのではなく、
自分の利益のためでなく
地球の将来のことを考えて子や孫のことを考えて、米作りをしなければならない。


<アカマヤーマイに負けずカッコイイ孫一さん>


正しいものを作りたい。
正しい食こそが命の原点。    by 孫一さん



お米作りを通して、私たちに生き方も教えてくれる孫一さん。
あなたのお米が食べられる私たちは本当に果報者です。

孫一さん、心から感謝です!ありがとう!!!!!!





6月16日(日)ハルサーズ・マーケットにて、

孫一さんが手塩にかけて育てた安心米の新米のおむすび、
そして新米の販売を行います。

ぜひマイバックを持ってお買いものにいらしてくださいね~~~♪










Posted by ukishima garden at 2013年06月11日01:08
Comments(0)食材たちハルサーさん畑のこと

そばのはな☆

皆さん☆こんばんは~


内地は震えるほど寒いのに、ここ沖縄はあたたかな新月。

明日もポカポカな一日になりそうで、良い野良日和になりそう。

明日は「うえのいだ菜園」へ援農です。


ところで、この可憐な花、なんの花だかわかりますか?



2か月前に蒔いた実蕎麦の花です。いま満開を迎えています♪



この実蕎麦は以前もご紹介した宮古島の美味しい美味しいお蕎麦屋さん

「食菜 かま田」さんからいただいたもの。

かま田さん ブログ 
http://syokusaikamata.blog.fc2.com/

かま田さんはご家族で蕎麦を無農薬で栽培し、
100%宮古島産の蕎麦を使って手打ち蕎麦を出しています。
お蕎麦以外のメニューもほんとに美味しくて、
宮古へ行ったら必ず寄らせてもらっています。

そうそう、蕎麦湯を使った焼酎割があるんですけど、
これがめちゃくちゃパワーがあって、一口飲むだけでまるで強壮剤。
元気になっちゃうんです♪


そんなかま田さんが愛情込めて育てた実蕎麦ちゃんたち、
只今、大山サンキューファームさんの畑で元気に元気に満開中☆
少しづつ黒い実もつきはじめて、来月には収穫できそうです。
うれしいなぁ~

かま田さん、ありがとうございます!!


大宜味村でも蕎麦栽培が本格的に始まっているようです。
蕎麦は荒れ地でもできると言われています。
かわいいかわいい蕎麦の花をあなたも咲かせてみませんか?
そして、花を愛でた後はおいしくいただきま~す♪

欲しい方はぜひ23日(日)のハルサーズ・マーケットにいらしてください☆
プレゼントしますよ~





Posted by ukishima garden at 2012年12月14日00:24
Comments(0)畑のこと

むい自然農園&大山サンキューファーム 援農募集


皆さん☆こんばんは!


風がすっごく強くなってきてますね。

台風21号、どうか来ないでーーーーーっ




前回の台風で稲全滅という農家さんもいます。
大山の稲たちも、どうにか踏ん張ってほしい!!!

去年、片岡さんと玉栄さんが揃って言っていた「米が食べられない時代がくる」というのは
こういう自然災害が重なって起こることなのかも…と思ってしまいました。


そうならないためにも農家さんを応援し、農家さんからいろんなことを習って、
来るかもしれないお米なき時代に備えたいものですね。

さてさて、
今日は援農募集のお知らせです。



無肥料・無農薬・不耕起で栽培している今帰仁の「むい自然農園」益田航さんの



森のような畑で野菜の精たちとたわむれながら、成長のお手伝い、しませんか?




こちらは前回の写真。むい自然農園では援農募集をしたのははじめてでしたが、

無農薬・無肥料の畑に触れたいという女性たちがたくさん来てくれました~☆



マイナスイオンの中での野良仕事。心も体も元気にしてくれます♪



益田さんのアドバイスも受けられるので、自然農に興味のある方、ぜひぜひご参加ください☆


次回は10月24日(水)を予定しています。

集合場所は北山高校のココストアになります。

詳しいお問い合わせはお手数ですがコチラまでメール下さい。
   ↓  ↓  ↓
info@ukishima-garden.com



そして!



大山サンキューファームでも田んぼの草取りをしてくれる方、大募集です。

ほぼ毎週土曜日の午前中、有志が集まって草取りをしています。


今週13日の土曜日は強風が予想されるため、中止しますが、

来週土曜日、そして22日(月)も野良作業行います。


野良ゴハンもお楽しみに☆



では皆さんのご参加、お待ちしていますね~~~☆
















Posted by ukishima garden at 2012年10月11日23:40
Comments(0)畑のこと

西表と大山、それぞれの安心米


皆さん☆こんばんは!


台風で表のシャッターが吹っ飛んでしまった浮島ガーデンですが、

そんなことで悲しんでいる場合じゃない、
でーじなお電話が「西表安心米」の那良伊さんからきました。



お米をしまっていた倉庫が壊滅状態となり、

お米に雨水が入ってしまったため、11月の収穫まであと10キロしか送れないんですということでした。


やっとの想いで収穫したお米…
自然には逆らえないとはいえ、余りある無念さです。

今年の1期目は安心米は不作だったそうで、
11月収穫予定の稲たちも、今回の台風で変色しているとのことで
2期目も不作となりそうな状況。


そして、大山の安心米はと言うと、



<台風前↑と↓今日>




だんだん干からびた感じになってきてしまいました。
でも、台風後に花が咲きはじめてくれたので、



大きな被害は出ないのかなと思いますが、ちょっと心配です。


作物を作ってみると、ハルサーさんのすがるような想いがよくわかります。


売るものがなければ生活はできない。

ちゃんと実ってくれて収穫ができるって本当にありがたい。




さてさて、

今週末は安心米のふるさと・西表島の有名なお祭り「節祭(しち)」があります。



「農民の正月」とも言われる節祭は
西表で稲作がはじまった500年前から続く伝統行事で、
豊穣を願い、神さまに伝統芸能を奉納。

安心米の那良伊さん一家も神に捧げる歌や踊り、捧げものを作ったりと、
忙しくて楽しい3日間を過ごします。


来年は行きたいな~☆




安心米、とても貴重です。

チャンプルーやタコライス、カレー、そしてパエリアには赤米がたっぷり入っています。




大事にいただきます。

那良伊さん、いつもありがとうございます☆☆☆
















Posted by ukishima garden at 2012年10月05日21:27
Comments(0)畑のこと

チーム援農☆


皆さん☆今日二度目のハイサイです!


突然ですが、
「TEAM援農」を結成することにしました。


(大山の田んぼに来てくれている援農ガールズ)


浮島ガーデンに卸してくださっている農家さんたちは有機無農薬。

農薬を使わないので、毎日、何時間も草を刈り続け、虫を一匹一匹駆除するなど、

炎天下の中、地味で大変な作業をしています。



彼らの一日はとても長くて、収穫からはじまって梱包、出荷、草刈り、水やり、次の作物の植え付け…

一日24時間働いても時間が足りない毎日です。


彼らの畑へ行き、一緒に野良仕事をさせてもらうたびに、
こんな苦労を人々のために
たったひとりでやっているのはおかしいという気持ちがむくむくと湧きおこって、

家庭菜園やりたい、土いじりしたいという人と、
人手が欲しい農家さんをつなぐことができたら!と思うようになりました。


今、援農が必要な農家さんは

ひとりで2000坪を耕している「海音の森」嘉手納の森谷さん

本部の点在する畑を不耕起、無肥料、無農薬で栽培している「むい自然農園」の益田さん

糸満では珍しい有機無農薬に取り組んでいる「オーガニックいとまん」の中村さん

そして大山サンキューファームでの米作りです。



(大山の田んぼ。援農してもらったおかげで今年はお米ができます)



今回は中村さんと益田さんより援農募集が来ましたっ

『オーガニックいとまん』 

★日時:15日(土) 22日(土) ともに7:30~(午前中いっぱい) 
★集合場所:琉球ガラス村7時半を集合時間にしています。
★畑は糸満市糸洲にあります。
★用意するもの:汚れてもいい格好。軍手。飲みもの。

<オーガニックいとまんの想い>

糸満は、オーガニックな野菜が入手困難なエリア。
作ってる人はいても、那覇に出荷されてるか、
表示無しで売られているので、なかなか手に入れることができません。
農家さんは農家さんで、出荷や流通、情報交換などの悩みが尽きず。

なので、このたび、生産者と消費者が
オーガニックにつながりあうネットワークを有志で小さくスタートさせました。

ネットワークの名前は「オーガニックいとまん」。

オーガニックいとまんでは、
今週土曜日から、援農プロジェクトをはじめます。
まずは、中村さんの畑で島らっきょうの植え付けです。

中村さんの畑は、無農薬・無化学肥料。
さらに牛糞や鶏糞などの動物性肥料も使わず、
炭素循環農法や不耕起の手法を取り入れつつ、
沖縄では難しいと言われる自然農にチャレンジ中。

援農を通して、
糸満にも熱い思いのオーガニック農家さんがいるんだよーということを
知ってもらいたいし、
農家さんにもオーガニック消費者の意識や気持ちを知ってもらい、
まずは顔の見える関係づくりを。

そして、美味しい野菜を楽しみながら、
どうしてオーガニックが大事なの?
といった大切な情報も広く共有していけたらと思っています。



『むい自然農園』



日本ではたぶん唯一の存在だと思います。

プロの農家さんで水もやらず、肥料も入れず、耕さず、農薬を使わず、

野菜を作っている「むい自然農園」の益田さん。

彼の畑には妖精たちがたくさん棲んでいて、いるだけで癒されます。

貴重な体験、しに行きませんか?数人だけ募集しています。


★日時:27日(木)12:30 
★集合場所:北山高校すぐ近くの「ココストア」にて
★ファームハウスで食事したあとで、畑の作業スタートです。
★持ち物:汚れてもいい服装、軍手、長靴など、飲みもの、
  ハサミやカマなどの農具もあればお願いします。


土に触れると、心が安らぎます。

大地にアースして、エネルギー・チャージ♪一緒にいかがですか?



お問い合わせは
info@ukishima-garden.comまでうにげーさびら☆












Posted by ukishima garden at 2012年09月13日15:57
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台風ニモマケズ!

皆さん☆こんばんは~~

台風15号、かなりよんな~モードで沖縄めがけて来てるみたいですね。
8月最後の週末なのにぃー

それより心配なのは大事な畑の作物たちです。



というわけで今日はサンキューファームさんの田んぼに声掛けに行って来ました!



前回の台風12号で水没してしまった稲たちですが、ちゃんと頑張っててくれて、
田植えから間もなく1カ月、



しっかり分けつして、高さも25センチくらいに成長。



稲が元気なら、雑草君たちも負けじと伸びてきて、

台風明けは雑草抜きの仕事が待っています。



でも今日、成長した稲たちを見てこの風景は何にも代えがたい、
絶対、未来につなげていこう!と心に誓いました。

大山の田んぼは見ているだけで癒されて、幸せな気分になります☆


稲と田芋の輪作。

かつて大山の農家さんがやっていたことを、今年復活させました。

なぜお米を作るのか…



サンキューファーム・宮城さんが熱く語っています
         「DEEおきなわ」で。
          ↓    ↓    ↓
http://www.dee-okinawa.com/topics/2012/08/farm.html



さて、明日の浮島ガーデンですが、今のところ通常営業を予定しておりますが、

夜は場合によっては臨時休業となるかもしれません。

その場合はブログにて告知いたしますね☆



ではでは皆さま、くれぐれもお気をつけてお過ごしくださいませ。


















Posted by ukishima garden at 2012年08月23日23:27
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田植え☆無事終了!!

皆さん☆こんばんは~



今日は大山サンキューファームにて行っている『稲作プロジェクト』の



田植え最終日でした~♪



昔、大山ではお米と田芋の輪作が行われていました。

この二つを輪作すると、なぜか病害虫の発生が抑えられる…

だったらお米を復活させよう!

この理にかなった素晴らしい農法で環境を保全し、

区画整備地区になっている大山ターンム畑、

近い将来なくなるかもしれないこの素晴らしい田園風景を護ってゆこう!


<サンキューファームが化学肥料も農薬も使わず頑張っているので、
 少しづつ生き物たちが生息しはじめています>


そんな想いで

サンキューファームと浮島ガーデンがはじめた稲作プロジェクト。



今日もたくさんの方が集まってくださいました!ありがとうございました!




台風11号で完全水没した稲たちも、



とっても元気に育ってくれています☆

稲の神様、大山の神様、ありがとう~



前回の田植えのとき、皆で輪になって、「和」を作らせてくださいと願った

その祈りが、想いが通じたんだと思います。



一番楽しい田植えの後のおやつTIME♪








今日、サンキューファーム宮城さんは明日のハルサーズ・マーケット用の

田芋を収穫してくれていました~☆

なかなか手に入らない無農薬・無化学肥料の田芋、

ぜひ明日、ゲットしてくださいね~~


<宮城さんの仕事っぷりを見ながらお茶するまおちゃん>




それから

あした急きょ、かのんの森の森谷妙子さんが、なんとタケノコを持ってきてくれることになりましたっ!!

嘉手納産の真夏のタケノコ。

食べてみたいーーー



そしてここでお知らせです!

19日(日)妙子さんの畑でボランティアできる方を募集しています♪
めちゃめちゃおいしい無農薬マンゴー、食べ放題だそうですよーー

詳しくは妙子さんのブログを観てください☆
  ↓  ↓  ↓
http://ansinmunouyaku.ti-da.net/e4018080.html

私も妙子さんのところにたまに援農に行きますが、

ハウスの中で作業しているだけで、一日2キロ痩せたこともありました~

援農でデトックス、お金もかからず、喜ばれて、絶対いいはず~♪



真夏のハルサーズ・マーケットは明日、11時OPENです。

ご来店、お待ちしています☆





Posted by ukishima garden at 2012年08月11日23:56
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田んぼの被害

皆さん☆こんばんは


台風11号、風はあまり強くはなかったですが、大雨による被害が出ていますね。

大山のサンキューファームさんの田んぼも今朝、行ってみたら、完全に水没していました。




田芋の葉っぱがここまで浸水しているということは、相当な深さ…



田植えした苗たち。水の中でどうなっているのか…



ただ祈ることしかできません。


早く水がひいてくれますように。

田芋さんが無事でありますように。

稲ちゃんも無事でありますように。




明日、予定していました田植えは中止となります。

11日(土)には行いたいと思っています。

よろしくお願いします。






Posted by ukishima garden at 2012年08月06日23:26
Comments(0)畑のこと

美しい田んぼ☆


皆さん☆こんばんは~~


台風の影響で風がぐんぐんぐんぐん強くなってきてますね…

どうぞ気をつけてお過ごしくださいませ。



さて、

先週末に行った宜野湾・大山サンキューファームさんでの田植えですが、





いろんな方が参加してくださって、



めちゃくちゃ愉しかった~~☆

写真に残ってないのですが、田植え前にはみんなで円陣になって

神様にお祈りしたり。




想いのある人たちと一緒に田んぼを作り上げてゆくことの楽しさと、

日本人の魂の根っこにあるお米を作る喜びをめいいっぱい味わいました☆




ちょっと早目のランチタイムに

種モミの元・西表安心米の玄米おにぎりをみんなで握って、おいしかった~~♪






野良仕事って不思議。

はじめて逢った人も、一瞬にして家族のようになれるから不思議だ~~




木陰で過ごすなかゆくいタイムも、風が気持ちよくて、サイコーにしあわせ☆でした。


みんなの力でとっても「美しい田んぼ」になりました。




<「美しい田んぼだね」と、何度も何度も言ってくれたカンタ君>




田植えの後は、

田んぼの水源であるカーへ行って泥まみれの身体を洗わせてもらい、



さらに近くの海でひと泳ぎ☆



海でお洗濯したりと

いつもとは違う、贅沢なたっぷりな時間でした。




いやー

それにしても現在23時になろうとしておりますが、

猛烈な風になってきました。


あしたの田植え準備は場合によっては中止にするかもしれませんので

参加予定の方はブログをご確認くださいませ。

予定通り行う場合はUPいたしません~~~


よろしくお願いします☆★☆

























Posted by ukishima garden at 2012年07月30日22:59
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