皆さん☆はいさい!
ここ数日、沖縄は台風の影響もあってか、ものすごく涼しいです。
夜は窓を開けっぱなしでいたら涼しすぎて寝られないくらい。
完全に避暑地になってますね、沖縄。
さて、毎日暑い〜と報告がくる京都店で
8月からドリンク・ペアリング・コースがはじまりました!
こちらはオーガニックワイン、日本酒、自家製ジュースとペアリングできる五穀コース。
前菜にはアラカルトの人気メニューが詰まっています。
メインディッシュの野菜寿司、とっても美味しい〜♡
沖縄本店は沖縄の無農薬有機野菜、京都は京都近郊の、といった具合に
地域の野菜と穀物をふんだんに使いつつ、
京都らしい繊細さを感じていただけるよう、
器も京都や沖縄の作家さんの一級の美しいものにこだわっています。
そして、これまで以上に五穀にフォーカス。
雑穀で、お肉やお魚、卵、乳製品を表現した
It's a seed magic!!な3つのコース料理を、ぜひ味わってみてください。
アラカルトで食べていただくよりも、
コースの方が旬の美味しさがギュッと詰まっているし、何よりお得です!
さて、そんな浮島ガーデンには世界中の観光客が来てくれます。
先日来てくださったこちらのスウェーデンからのお客様は、五穀コースでペアリングしていただき、
「アメイジング!」「ファンタスティック!」を連発してくださいました。
こちらはフランス人女優!
クェンティン・タランティーノの作品でデビューしたメラニー・ロランさん。
浮島料理をものすごく気に入ってくださって、
この後、フランスのファッション誌から
メラニーさんのお気に入りの店として掲載したいと連絡があったほど。
彼女はアクティビストでもあり、
フランスでは大ヒットした環境映画のドキュメンタリーも監督しています。
メラニー・ロラン監督作「TOMORROW パーマネントライフを探して」
http://www.cetera.co.jp/tomorrow/
こんな感じで京都店は8割が外国のお客様なわけですが、
それはつまり、それだけたくさんベジタリアンがいるということなんですね。
広辞苑に「ヴィーガン」という言葉が仲間入りしたこともあってか、
この1年で日本でもなんとなくベジタリアンやヴィーガンへの認知がなされてきたように思います。
でも世界の先進国は違いますよ。
この5年で劇的にヴィーガン人口が増えています。
「ハッピーカウ」という世界中のベジタリアンが見ているウェブサイトがあるのですが、
ここに興味深いレポートがあります。
「10 Top Vegan Cities in The World 2018」
https://www.happycow.net/vegtopics/travel/top-vegan-friendly-cities
このレポートは、
世界の都市で5マイル(約8キロ)圏内にどれだけヴィーガン専門店やベジタリアン専門店、
ベジ対応ができる店が密集しているかをもとにベスト10を発表しているのですが、
世界1のヴィーガン・シティへ、この夏行ってきました!
金曜日は4時からパブでビールが当たり前なフィッシュ&チップス・シティ!
ロンドンです〜☆
いや〜すごかった!感動しました。ロンドンはここまで来ているんだって!
ファストフード店やデリはどこもベジタリアン、ヴィーガンのアイテムが
たくさんあって、選びたい放題!
ちなみに「ベジタリアン」と表示されているのは乳製品、卵を使っているもので、
「ヴィーガン」は一切の動物性食材を使っていないものです。
どんなレストランも、たいていベジ対応のメニューがあるのにも驚きです。
むしろ今はそれがないと、お客さんが入らないんでしょうね。
一種の流行、ファッションのようにも映りました。
小汚いニュースペーパー・スタンドでさえ、「VEGAN」と大きく表示して、
ヴィーガン・フードがあることを謳っている、なんだかすごいことになってるぞと。
<とろけるチーズが本物っぽくて怖いくらいのヴィーガン・バーガー>
<アイスもケーキも乳製品・卵なし!そして小麦も多くの店が使っていません>
ロンドン最大のホールフーズにはひときわ大きなベジフード・コーナーがありました!
ヴィーガン加工食品がこれでもか〜と、ずらり!
海外ではこういったオルタナティブ・ミート、オルタナティブ・チーズはもう当たり前なんですが、
これは知らなかった!オルタナティブ・エッグ!!
<ヴィーガンチーズで有名なアメリカの会社の商品です>
こんな代用食品を食べてどうするんだ?
なんでそこまでしてヴィーガンになるんだと思われる方もいるかもしれません。
ヴィーガンになる人の多くは動物のいのちを奪いたくないから食べないわけですが、
最近は環境問題への目覚めや、健康でいるためにヴィーガンになる人が増えています。
ハッピーカウによれば、英国ヴィーガン協会が2016年に行った調査では
イギリス人の実に約54万人がビーガンで、
そのうちの約12万人がロンドンに住む人なんだそうです。
54万人もヴィーガン?今の日本では想像もつかないことですよね。
でも実際ロンドンへ行ってみて、実感できました。
この10年で飛躍的にベジの店が増えている!
ロンドン・ブリッジ駅近くの屋台村的バラ・マーケットでも
たくさんのお店がヴィーガンの看板を掲げていました。
日本にはないような美味しいベジタリアン食がいっぱいで、
ああ、ここはパラダイス〜〜♡と有頂天になっていろんなヴィーガンフードを食べに食べていたら、
帰って来る頃には体が悲鳴をあげてました〜
日本人はやっぱりお米と味噌汁のヴィーガンでないとダメですね。
反省を込めて書いています。
ちなみに「ハッピーカウ」のトップ・ヴィーガン・シティのランキングはこんな感じです。
2位ベルリン
3位ニューヨーク
4位ポートランド
5位テルアビブ
6位ロサンゼルス
7位ワルシャワ
8位トロント
9位プラハ
10位パリ
2020年の東京オリンピックまでに、日本もトップ10内に入れるくらい
もっともっとベジの店が増えたらいいなぁと思わずにはいられません。
そんなわけで、次回は浮島ガーデンが手がけさせていただいた
先日オープンしたばかりの銀座のヴィーガン・レストランをご紹介しますね〜〜