みなさん♡はいさい!
6月になりましたね〜
コロナで世界が一変してから、早3ヶ月・・・
営業再開してから10日、テイクアウトもほとんどなく、
厳しい現実を実感していましたが、
おかげさまでこの週末は盛り上がって、
お客様がいらしてくれること、笑い声が聞こえてきたり、にぎやかな空気に包まれることが
こんなにもありがたくて嬉しいものなのかと、涙ちょちょ切れでした!!
本当にありがとうございます!!
<沖縄県の有機ハルサーさんたちのお野菜>
こんな感じで店内にて展開中の八百屋さん「ハルサーズ・マーケット」も、
毎日、ちょいちょい売れていて嬉しいです♡
2日に一度、援農をしに新島ファームへ行ってくれている料理長の龍治くんが、
採れたて新鮮島野菜を抱えて帰ってきて、並べてくれています!
那覇では県産有機野菜が買えるお店はほとんどないので、
浮島ガーデンの「ハルサーズ・マーケット」、ぜひご利用ください♡
買う人がいてくれたら続けられます!
通販サイトでも販売をスタートしたお野菜があります。
コロナで販路を失っている2人の農家さんのお野菜です!
<真ん中が新島ファーム・平良さんと、浮島スタッフ>
ひとつは新島ファームさんのビーツ。
すでにたくさんの方に購入いただき、300キロ売れましたが、
あと300キロほど残っています。
ビーツは”奇跡の野菜”と言われ、血管を健康にし、
隅々まで血液を行き届かせるので疲労回復が早く、
アンチエイジングにもなると言われています。血圧が高い方にオススメ!
ビーツを使ったヴィーガンレシピも購入の際に差し上げています。
ぜひ、こちらも引き続き応援、お願いします!!
<ビーツはかき揚げにすると甘くて最高!かき揚げ丼750円 テイクアウト&那覇市内ならデリバリーOK>
そしてもうひとつ販売しているのが、
琉球弧のお仲間である沖永良部島のお野菜です!!
先日、沖永良部島の高山さんから6月中に売り切らないと
廃棄しなければならない島らっきょうと里芋があるとのことで
それは一大事〜と、スタッフ3名で沖永良部島まで駆けつけました。
店をはじめて10年、奄美から与那国まで琉球弧の最高の有機野菜を食べてきましたが、
こんなに美味しい島らっきょうは初めてと、高山さんの島らっきょうを食べて感動。
有機栽培なのに、ぷっくり太って、香りもよく、実に嫌味のない味わいで
歯ごたえもサクサクで、究極の島らっきょうと言っていいと思います。
<写真は嫌いなのよね〜と言いながら、一緒に撮って下さった松本先生♡真ん中が高山さん>
琉球料理の重鎮・松本嘉代子先生も、高山さんのらっきょうを絶賛してくださって、
先日、高山さんが来沖した際、わざわざ会いに来てくださいました!!
大先生なのに、めちゃくちゃ優しくて、チャーミングで
素晴らしい人と成りにすっかり大ファンになってしまいました♡
松本先生は高山さんの島らっきょうについて
香りが良く、食べやすいと褒めて下さり、
里芋についても、ねばり、香りが素晴らしい!
化学肥料が入ったものとは全く違うと太鼓判を押して下さいました♡
そして一番おすすめの島らっきょうと里芋の食べ方も教えてくださったので、
発送の際にレシピも入れますね。
有機の島らっきょうは多くの場合、わりと痩せていて、
正直、あまり美味しそうなルックスではないのですが、
高山さんのは見た目も味も素晴らしい。
その理由は独自に開発した堆肥にあるのではないかと思います。
<海水を使った発酵ミネラル堆肥。オリジナルで作ってます!>
高山さんの農法についてはツクツク通販サイトに詳しく書いています。
興味がある方、読んでくださいね。
ツクツク通販サイト 浮島ガーデン「田からもの地からもの」
https://home.tsuku2.jp/storeDetail.php?scd=0000105466
なぜ、浮島ガーデンが農作物を販売するのか、その理由はというと、
今のところ私たちの暮らしに影響は出ていませんが、
ある日、突然、食料が足りないなんてことにならないか・・・
そのための準備をしておく必要があると思っているからです。
今回のコロナで、世界最大の穀物生産地であるインドやロシア、ベトナム、
中国などが一時的ですが、食料の輸出を停止していました。
第2波、第3波が来た時、すぐに収束しなかった場合、
これら農業大国が自国を優先し輸出をやめたら、
食料自給率37%の日本は持ちこたえられるでしょうか?
今は備蓄があるのでなんとかなるようですが、
コロナが長引いた場合のことを考えておくべきですよね。
すでに沖縄では
経済的な理由から26%もの人が日々の食事に困っている状況です。
ちょっと前の琉球新報調べなので、今はもっと増えているはず。
<20年前に書かれた現代人への警告書>
作家の野坂昭如さんが「かくて日本人は餓死する」と、
私たちへの警告とも言える痛烈なタイトルの本を20年前に書き遺されています。
この本の中で、野坂さんはこう言っています。
「世界的に食糧がなくなれば当然食糧の価格は上がります。
そうすると、以前の価格でしか変えない人たちがまず餓死してしまう。」
「わが国の食いもの事情は綱渡りそのもの。国際情勢が少し変われば、一朝にして餓死地獄です。」
さらに、10年後の未来については、
「穀物の自給率27%、世界178カ国中130番目。30年後(2030年のこと)、
世界で5億トンの穀物不足が恒常的となる。
今10歳の方が40歳、子供は食べ盛り、この頃日本は多分経済的に三流国となっている。
東海、南関東地震を考えても、これはわかる。
政治家の無能さ、日本の孤立化、只今の、世間すべてを覆う思考停止状態、
これによる国力の衰退化、敗戦直後に酷似。」
この本の中で野坂さんは、日本が食糧を外国頼みにしていること、
農を棄てたことが民族本来の生き方の放棄であること、
食料を作っていないことがいかに砂上の楼閣であるかを警告し、
「飢えは、まさに、個人で考え、防ぐものである。」と結んでいます。
「個人で考え、防ぐ」とは、言い換えれば「国は守ってくれない」と言っているのと同じ。
この国が人民を守ってくれないことは、特に沖縄に住んでいる皆さんなら、もう百も承知ですよね。
コロナで世界は一変しました。想像できないような世界が一瞬にしてやってきました。
野坂さんのこの警告は、コロナ前なら想像できない人も多かったと思いますが、
今なら十分に想像できますよね。
これは予言書なのかもしれないと。
野坂さんはこの本の中で言っています。消費者が変わらなければダメだと。
食べるという毎日の行為を変えてゆく必要がありますよね。
フードマイレージのことや、エコなパッケージかどうかなど
SDG'sの観点からお買い物している方はたくさんいらっしゃると思います。
これからは沖縄県産かどうか、沖縄県産を使っている加工品、店、
そこも選択の際に入れてもらえたらと思います。
沖縄の観光経済はひどいことになってしまいました。
ここからは農業・漁業を中心とした自立経済を築かなければ。
愛してやまない首里城ですが、復興するのはもう少し後でもいいですよね。
県民が健全に生きていけることの方が大事。
ただでさえ、沖縄は内地の2倍も貧困に苦しんでいる人がいる。
<5月30日付 琉球新報>
ピンチはチャンス!
今こそ沖縄は有機農業を本気でやるときだと思います。
玉城デニー知事は選挙の時、「地産地消でおもてなし」を公約していました。
今こそ地産地消です!
この島に食べ物がたっぷりあれば、
第2、第3波で輸入がストップしても怖くはありません。
農産物が豊かな状況を作るためには、
コロナで困っている農家さんの野菜が売れ余るようなことがあってはなりません。
有機農業はリスキーで、つらく、儲からない・・・
有機農家さんの多くはいつでも農業をやめてしまいたいと思っています。
私たちにできることはいい農作物を真っ当な値段で買い、食べること!
農家さんを応援し、沖縄県の食料自給率が上がること、
ついでに自分の免疫力も上がるし、
それがこの島の未来を素晴らしくすることにつながる!!!
100年に一度の危機が、私たちにすごいチャンスを与えてくれています!
みんなで素晴らしい沖縄へ、シフトして生きましょう♡
ぜひ、ツクツクにて食べる応援お願いします!!!
平良さんのビーツ、高山さんの島らっきょう&里芋
https://home.tsuku2.jp/storeDetail.php?scd=0000105466
浮島ガーデンでもいろんな美味しい島やさい、販売しています。
イートイン&テイクアウト、
那覇市内の方なら無料でデリバリーもできます!!
どうぞこれからも応援、よろしくお願いします♡