伊江島小麦のふるさとへ

ukishima garden

2012年06月30日 09:13

みなさん☆おはようございます!


台風もそれて、でーーーじサマーな6月最終日、蝉もパワー全開で鳴いていますね♪

さてさて、今週はスタッフ皆で生産者さんを訪ねる研修旅行・伊江島に行って来ました☆




伊江島と言えば、浮島ガーデンの粉メニューを支える「むじぬふ」=麦の粉。
伊江島小麦の生産者・イージマヤー産業の大城さんにお会いしてきました~~




天日干しの麦を前になぜか大はしゃぎの伊東シェフ


大城さんの麦畑は周辺が牧草なので、農薬も飛んで来ない、
とても恵まれた場所にありました。



麦は10月蒔き、4月収穫なので、現在は雑草畑


大城さんの麦は自然栽培に近い有機栽培。
化学肥料はもちろん、動物性の有機肥料も入れず、この土地の雑草をわずかに入れる程度。
それも土の状態をみて、入れる、入れないを判断するのだそう。

そしてもちろん無農薬。


イージマヤー産業の製粉所

伊江島では100年以上前から江島神力(えじまじんりき)という種類の麦を
栽培していたそうです。
最近はニシノカオリという九州由来の小麦も作っているそうですが、
江島神力はやはり香りが高く味も良いということで、
大城さんは江島神力をメインに栽培しているそうです。


沖縄そば用の麺ですが、風味豊でパスタ感覚で食べるのもおいしいです☆


浮島ガーデンでは冷やし中華にしております♪



大城さんの麺はふすまを3割しか削っていないので、
小麦の味がしっかりあって、風味豊か。

書いてたら食べたくなってキターーーー!

ほんとに絶品なんです☆


そんな絶品伊江島小麦ですが、
この数年、小麦を栽培する農家さんがどんどん減っています。
というのもこの数年続く鳥の被害はかなり深刻で
収穫を前にほとんどすべて鳥たちに食べられてしまうため
生計が成り立たず、やむを得ず別の作物にシフトしているというのが現状のようです。
私も2年前に小麦を栽培したとき、ほぼ全部食べられてしまい
とってもガッカリしました。
これが本業ならガッカリどころでは済みません。

大城さんにその話をしたら
「私は食べられても大丈夫、鳥の食べる分も作っているからね」と
軽やかに笑っていました。

小麦は意外と手がかからない作物で、
年を取った人たちが難儀せずに栽培できるとあって、
大城さんは儲からないのを承知で島の仲間のために続けているとも言ってました。
確かに麦を収穫してから干して粉にして、
さらには麺になるまでの過程を見学させてもらうと、
これはこの金額では見合わない。


鳥も人間もおいしさの輪でつなぐ大城さん。
その結いの心がイージマヤー産業のむじぬふには詰まっている…
大城さんの豊かな味わいの伊江島小麦を一度召しあがってみて下さい。




大城さん、本当にありがとうございました!!


大城さんのむじぬふは、冷やし中華のほか、
自家製ピザ、自家製酵母パン、クラッカーにも入っています。


ぜひ召し上がってみてください☆





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