皆さん♡はいさい!
一気に夏モードになりつつある沖縄〜
今週末14日(日)は8周年パーティーです!!
この8年を振り返ってみるに、
正直、ずいぶん縛りのキツイ店を作ってしまったもんだなぁ〜と思っています。
自分自身が菜食なので、ヴィーガンなのはどうということはないのですが、
なんで
沖縄県産で無農薬有機の野菜しか使わないと決めてしまったのか。
(玉ねぎと人参は時期が終わると手に入らなくなるので他県のものになります)
それは実に個人的な体験からで。。。
30年以上前の沖縄は猛烈に美しい海だったけれど、
いつの間にかだいぶ汚れてしまった。
その理由を探ると、
主な理由のひとつに農業があることがわかり。
沖縄の農業が変われば、大地が変わり、海も美しさを取り戻せるのではないか。
人も元氣になるのではないか。
本気でそう思って、沖縄県産の無農薬有機野菜だけで料理すると決めたんですが、
ああ、この縛りがなければと思うこともしばしばでした。
<波照間島 もちきび農家 西里さん>
オープン当初は
沖縄県産の無農薬有機の野菜なんて、
今のようにたくさん手に入るものではありませんでした。
ありがたいことに、この8年で有機農産物はかなり増えましたね。
そして雑穀に関して言えば、種まきしまくった甲斐がありました。
8年前はもちきび以外、全く売っていなかった。
あっても自家用でした。
<波照間島の高黍>
8年経ってみれば、見事な稔り!
蒔いてくれた農家さんに感謝です!
<久高島のハダカムギ>
ようやく昨年から困らないほど収穫できています。
でも、毎年、豊作とは限らないことも学びました。
今年は波照間島のもちきびが不作になるかもしれません。
店を通して肌で感じる危機感があります。
例えば、
世界的な気候変動。この春、沖縄県の有機農産物は不作でした。
でも多くの人にその認識がない。
スーパーマーケットには県外からの野菜で満たされているから気づかない。
不作だと農家さんはまともな収入が得られない。
これからは地域で助け合う農業、「地域支援型農業CSA」の考え方を取り入れ、
消費者もリスクを負担するようなシステムを構築していかなければ
農業従事者は減り続けると思います。
これからの沖縄が本当に豊かになるために、
沖縄がこれ以上食い物にされないためには、自立することが必要。
本当の意味で自立してゆくためには、食べられるものがなければ成立しないと思います。
ヨーロッパの国々が植民地に対して行っていたような
ピーナッツだけ作らせるような植民地政策、食事にならないものを作らせて
外貨を稼がなければ生活できないように仕向けてきたわけですが、
沖縄も似た状況があると思いませんか?
沖縄の農業は食物自給率33%。
この計算はカロリーベースなので、
サトウキビ、マンゴー、パイン、芋など、カロリーの高いもの
他にタバコ、菊などもあるわけですが、
私たちのおなかを満たすお米や野菜といったものはあまり栽培されていない。
恐らく10%以下だと思われます。
マンゴーや菊などはお金が稼げるからいいという意見もあるかもしれません。
でもおなかを満たすお米や野菜はどこから手に入れるの?
お金はあっても食べ物がないなら、結局、外に頼らざるを得ない。
つまり自立できない。
沖縄の自立、豊かな未来にするために
だったら自分たちでも種まきしてみようと、
この春からやんばるにて、粟、高キビ、ヒエ、キヌア、緑豆など五穀畑と田んぼをはじめました!
<スタッフみんなで種まきの様子。2週間経って発芽してきました!>
8年経って、見えてきたことがあり、
8年かけてやっとやっとここまでできるようになりました。
それもこれも、支えていただいた農家さん、お客様、様々な業者さんあってのこと。
ここまで来れた感謝を込めて、
豪華ゲストを迎えて8周年パーティーを行います!!!
恒例のカチンバさんライブはもちろん、
なんと下地イサムさんも駆けつけてくれます!
めいいっぱい食べて飲んで楽しんでくださいね♡
浮島ガーデン8周年パーリーは14日(日)18時から21時まで。
おひとりさま3900円(小学生までのお子様は2000円)
お料理は限定数になります。お早めにいらしてくださいませ。
足りなくなってしまった場合はドリンク代1800円(飲み放題)のみでご参加いただけます。
8周年のお祝いができること、こころから幸せに思います。
皆さまのご来店、心よりお待ちしています!!!
ありがとうございます♡