何の日か、この写真を見てわかった方はかなりの食通です。
答えはターンムの日。
写真はすべて宜野湾・大山の田芋畑。
大山で田芋を無農薬・無化学肥料で栽培しているのが、
サンキューファームの宮城優さん。
なんと、あの世界の成澤シェフも宮城さんの田芋でお料理しています。
<田芋ファンクラブのためにパシャ。ありがとう~♡成澤シェフ>
<成澤シェフ作 田芋のフリット でーーーーーじ美味しかった~~♡>
田芋は沖縄にとって、なくてはならない最高の伝統作物。
お値段は1キロ約1200円と高級作物ですが、
とても手がかかっているので、その過程を知ったら、
そんなに高くないことがわかります。
<生の田芋>
田芋は生のままでは出荷されません。必ず蒸して、
サンキューファームさんの場合はこのようなガスの蒸し器を使って蒸して、
食べられるかどうかの選別をします。
夏場の田芋はこの時点で半分ほど捨てなければならないそうです。
というのも、田芋は蒸してはじめて食べられるか否かがわかるんだそう。
こうして皮がきれいに割れた田芋は味も上等だそうで、
優さんのおばあちゃんはよく「ターンム、笑とーみー(田芋が笑っているよ)」と言っていたそう。
田んぼの中で1年かけて栽培されるターンム。
しかも大山の田んぼはひざ丈まで泥があって、
田芋を植え付けるのも、収穫するのも、でーじ力仕事。
ひとつの田芋が出荷できるまでに農家さんはどれだけ汗を流すことか。
田芋が笑ってくれたら、農家の苦労は報われ、笑顔になる。
ふたつの意味でおばあちゃんは「ターンム笑とーみー」と言っていたんだなと
農家になってはじめてその言葉の意味の深さを優さんは知ったそうです。
とてもおいしい大山のターンム。
しかしながら46年前からここは区画整理地区となっており、
いつ埋め立てられてもおかしくない状況にあります。
世界的に見ても、大都会の中にこんなにまとまった田んぼがあるのは
宜野湾くらいです。
しかも田芋は
未来へつなげるべき伝統食材、沖縄のソウルフード。
食べ物と方言を失うのは魂を失うのと同じことだと思います。
どうかつぶさないで。
大山は沖縄の、日本の、世界の宝です。
コンクリートに埋め立てられた場所で食べ物を作ることはできない。
お金がどんなにあっても食べ物がなければ人は生きられない。
素晴らしい湧き水と地力あふれる大山を守りたい。
そんな想いで、2月6日をターンムの日と制定し、
田芋ファンクラブでは田芋にまつわるイベントを開催しています。
<田芋の燻製どぅる天>
浮島ガーデンでは2月6日19時より、ターンムの日のイベント
『田芋料理を食べて語る会』を行います♪
<予定MENU>
◎田芋の燻製どぅる天
◎皮かりんと
◎むるターンム・ピザ
◎スパイシーとぅんじーじゅーしー
◎ムジ汁
◎田芋スウィーツ
お好きなものをご注文ください。
サンキューファームの宮城さんと大山の田芋話で一緒に盛り上がりましょう~☆
田芋の販売もありますよ~♪
合言葉は「ハイターイモ!」。
2月9日は田芋ファンクラブ主催のイベントも企画されています。
こちらもぜひ!
http://otfc.ti-da.net/