皆さん☆はいさーい
沖縄は一部地域で断水もはじまったほどのカラカラの空梅雨ですが、
なんとなんと雑穀は大豊作です!
内地では雑穀の種まきが終わったばかりなのに、沖縄は収穫がはじまりましたよ〜
この写真は波照間島、とんちぇ農園さんの畑の様子です。
黄金色のもちきび畑。黄金色に色づいて、とってもおめでたい!
その奥に高キビ畑が広がっているの、見えますか?
和名はモロコシ。背が高いから高キビと呼ばれています。
沖縄ではハイキビと呼ぶ方も。
今年は去年の3倍くらい収穫できそうです!!嬉しい悲鳴〜!
とんちぇ農園さんによると、来週あたりまで収穫は続きそうとのことでした。
波照間島だけではありません。久高島でもご覧の通り、
在来の高キビ、トーナチンが大豊作〜!
ひとつひとつ丁寧にネットをかけて、鳥の被害を受けないようにしています。
<節子さんと息子の久さん>
高キビだけではありません!
裸麦も大豊作でした〜♡
千倍豆(ささげ)もたくさん採れました!
雑穀も豆も浮島ガーデンの店内と、ネットにて販売してゆきますよ〜
もちろん店内でもお召し上がりいただけます。
<ランチタイムから食べられる!もちきび甘酒ソフトクリームもなか>
月曜から木曜のカフェタイム(15時〜18時)の間には、
千倍豆のパウンドケーキを出しています。
奇跡のやんばるいちごパフェの中に入っているあんこも千倍豆。
ぜひ、食べにきてくださいね〜
そしてそして!もうひとつ嬉しいご報告です!
これは伊良部島の神司さんから分けていただいた在来種の粟。
昨年のこぼれ種が発芽して、浮島ガーデンのお庭でこんなに大きくなっていました〜
沖縄にとって粟は、他の雑穀に比べ特別重要な存在だと思っています。
どの地域も神行事は多くの場合、粟で神酒をつくり、神さまに捧げてきました。
<伊良部島の司さん。毎年、粟を栽培して種を守ってきてくれました>
しかし、戦争によって多くの種が焼かれ、失われ、
食べるものもないため、手のかかる雑穀よりも芋を増やす方が重要になり、
粟を含め雑穀はあまり栽培されなくなってゆきました。
やがてお米が流通するようになると、
雑穀の需要はほとんどなくなり、猛スピードで消えてゆきました。
現在、沖縄県はもちきびだけは日本第2位の生産量を誇っていますが、
これは熊本から取り寄せたもちきびが美味しいということで、
在来のものではありません。
<波照間のもちきび>
粟に関しては、数年前までは神行事で使う目的で
八重山のいくつかの離島で栽培されていましたが、
栽培する方が高齢化し、もうほとんど誰も作っていません。
同時に種も捨てられてしまっている状況です。
一度失ってしまったら、二度と作り出すことができないのが種。
在来種の保全と、高キビや粟の生産量を上げてゆきたいという想いで、
昨年、雑穀生産者組合を立ち上げました。
現在、20軒ほどの農家さんと、雑穀栽培をしてみたいというママさんたちが
組合員になっています。
雑穀を栽培してみたいという方、浮島ガーデンまでご連絡ください。
いつからでも組合員になれますよ〜
沖縄の人々のいのちをつないできた雑穀を、みんなで未来へつなげてゆきましょう〜
そして雑穀を食べていた頃の沖縄は間違いなく長寿でした!
いっぱい食べて元氣になりましょう!
ぜひ、浮島ガーデンで美味しい県産雑穀料理を召し上がってみてくださいね☆