浮島ガーデン いただきますから世界を変えよう!

沖縄県産オーガニック野菜と穀物でアメイジングなヴィーガン料理を作っています。 このブログでは農家さんのこと、そして食べることを通して沖縄を大地から豊かにしてゆく、私たちの取り組みについてお伝えしています。

71年前の激戦地より

今日、8月15日は旧盆のはじまりの日・ウンケー。
そして、忘れてはならない71回目の敗戦記念日ですね。


日本で唯一の地上戦が行われた沖縄では
アメリカ兵も含め、24万人もの人々が命を奪われました。

美しい陽光がきらめくこの地には、その光を浴びることなく、
今も暗い地中に閉じ込められたままの戦死者の遺骨と不発弾が埋まっています。

71年前の激戦地より
<首里。おびただしい砲弾のあと>

鉄の暴風と呼ばれた沖縄戦における砲弾は、畳一畳に1個、およそ20万トンが
たった3か月の間に撃ち込まれました。

今も2000トンの不発弾が爆発の危険をはらみながら大地を汚染し続けています。
完全に処理されるまでにはあと70年はかかるそうです。

71年前の激戦地より

世界中の観光客でにぎわっている世界遺産首里城の下には、
負の世界遺産ともいうべき日本軍司令部壕跡が
何キロにもわたって遺っています。

71年前の激戦地より
<首里城下の戦跡>

そして首里城のすぐ近くにある一中健児の塔・養秀会館は
戦場へ送り込まれた一中生(現在の首里高校)を偲ぶ鉄血勤皇隊資料館となっています。

71年前の激戦地より

沖縄では12~3歳の少年までも兵士にさせられました。
この事実を日本は戦後10年間、認めませんでした。

お国のために死ぬことが素晴らしいと皇民化教育を受けた子供たちは、
戦場で勇ましく死ぬことがカッコいいと思い込まされ、
爆雷を背負って戦車に特攻したり、捕虜になるのは恥だと自決を選ぶなど
今考えれば無駄な死に方、犬死をさせられていたことがわかります。

71年前の激戦地より
<多くの子供たちが「日本国のために潔く散る」と書いています>

71年前の激戦地より
<カミソリで切った遺髪>


青春なんて一秒も味わっていない。

戦争前から防空壕を掘らされ、勉強も部活動もさせてもらえず、
いつだって飢えていた。


何のために生まれてきたんだ?

誰のために死んだんだ?

71年前の激戦地より
<鉄血勤皇隊を描いた舞台『ニイナとオジィの戦世』より>

私たちが歴史に学ばず、再び日本が戦争をするならば、
あの戦争で殺された人々の死は無駄になってしまう。
今ある平和は戦争で死んだ人たちの犠牲の上に築かれたものです。

71年前の激戦地より

今日はあの世の人々をお迎えする日。

彼らに誓います。
沖縄を二度と戦場にしないと。
あなた方の死を無駄にしないと。


いま、平和憲法は改悪される危機にさらされています。
憲法を変えるためには国民投票の手続きを経なければなりません。
国民投票は2018年に行われる予定だそうです。

良かった。まだ時間がある。

それまでにひとりでも多くの人が現在の平和憲法の素晴らしさに気づいて、
改憲NOと投票してもらうためには、
自民党の改憲草案の中身を知ってもらう必要があります。

まずはこの本を読んでみてください。

71年前の激戦地より

読みながらイメージしてみてください。
ここに書かれている未来の日本はどんなものになるのか。
読んでいるだけで苦しい。ものすごく生きづらい社会が見えてきます。


まさか自分が戦争へ行くことになるなんて。

そんな社会が来ないとも限らない。

他人事と思わずに、改憲草案をしっかり読んで、
ひとりひとりが意思表示をしなければなりません。


24万人もの人がいのちを奪われた沖縄。
この地でいのちを育むハルサーさんと共に、
浮島ガーデンは皆さんのいのちを活かすためのお料理をつくり、
食べることを通して平和活動を行っています。

たくさんの命を奪う戦争と改憲への流れに対し、私たちはNOを叫び続けます。


71年前の激戦地より

自民党の改憲草案がよくわかる
「あたらしい憲法草案のはなし」を販売しています。


沖縄県内ではほとんど取り扱いのない本です。
本だけの購入も喜んで!
たくさんの人に知らせて、未来へ平和な日本をつないで参りましょう。



それが私たちにできる戦争で殺された人々への祈りだと思います。

必ず素晴らしい日本になると信じて。







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Posted by ukishima garden at 2016年08月15日   15:46
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