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瀬長修 / 地域支援型農業CSAの仕組みを・・・
中村美起子 / 赤椀の世直し!!
sunny coral / 毎日ハルサーズ・マーケット・・・
ふーみー / 雑穀大豊作!!
おかみか / 2月のコース料理
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今年は国際雑穀年!働く仲間大募集〜〜!!!
皆さま〜
あったかい沖縄から、いい正月でーびる!
明けまして、おめでとうございます!

<美しいなぁ〜伊良部島の海>
2023年、浮島ガーデンは12周年を迎えます。
もともとオーガニックワインが飲める島やさいヴィーガン・レストランとして始まった浮島ガーデン。
干支がぐるりと一巡した今、コロナの影響もあり、
様々な加工食品の製造業を中心に、お店は週に2日だけオープンするカフェに大変身しています!笑

<昨年リリースした大ヒット作「島豆腐のおから味噌床」>
やっている本人もさすがにこの展開は想像していませんでしたが、
でもでも、いつも精一杯「いただきますから世界を変える!」をやってきて
これがベスト!という選択をしてきたので、この展開で全然オッケーなんです〜〜
そして、今年はまたまた大きく変わる予定でいます。
詳しくは1月末にお知らせしますね。
こういったお店のインフォメーションから、食と環境問題の最新情報、沖縄のニュースに至るまで、
10年以上使わせていただいた「てぃーだブログ」にて再び書いて参ります〜
どうぞよろしくお願いします!

さてさて、
今年は国連が定めた「国際雑穀年」だって、知っていましたか?

なぜ国連は今年を国際雑穀年にしたのか、それは
雑穀はまず栄養価が高いこと、そして痩せた土地でも栽培でき、
気候変動に耐えうる作物であることを上げています。
詳しくはこちらを読んでみて
https://www.jircas.go.jp/ja/program/proc/blog/20220309
浮島ガーデンはオープン以来、雑穀を使ってお肉、お魚、卵、乳製品の味わいをつくる
かなりユニークなヴィーガン料理を作ってきました。
雑穀は一粒蒔けば数千もの稔りをつけるいのちの食べもの。
人も大地もよみがえらせることができる作物です。
フェイクミートと呼ばれる代替肉との違いは、
消化に良いこと、繊維質豊富で体に良いこと、
そして、何より雑穀といういのちの食べものには美味しさと喜びがあることです。


<五穀を使ったお肉お魚のコース料理>
そんな雑穀ですが
沖縄では、もちきび以外の雑穀はほとんど栽培されていない状況でした。
そこで私たちは雑穀を復活させるべく、2017年に沖縄雑穀生産者組合を立ち上げ、
現在では、波照間島、小浜島、宮古島、久高島、渡名喜島の生産者の皆さんと一緒に
高キビを中心とした雑穀生産に力を注いでいます。
この春からは西表島でも栽培が始まります!

<波照間島で五穀栽培に取り組むとんちぇ農園・西里正善さん>

<久高島で高キビほか、島小豆、ハダカムギを栽培する古波蔵節子さん>
ところでこの美しい螺旋を描いている雑穀、何という雑穀かわかりますか?

粟です。
沖縄では宮古八重山も含め、何百年も前から粟が祭祀の中で重要な役割を果たしてきました。
沖縄本島の神歌の中には「赤椀の世直し」というフレーズがたびたび登場します。
宮古島では「ユヤナウレ」、八重山では「ユバナウレ (世は稔れ)」が同様の意味で
実に多くの神歌や古謡、島唄の中にも登場します。

<西表島祖納の豊年祭で>
赤椀というのは神酒を入れる器のことで、
豊年祭などの農耕儀礼では、昔は粟で作った神酒を赤椀に注いでいました。
赤椀の世直しとは、すなわち赤椀に注ぐ神酒、
その素となる粟をたくさん栽培することが世直しにつながるのだと言っているのではないでしょうか。
そして、「ユヤナウレ」「ユバナウレ」も漢字で表すと、
赤椀の世直しと同じ意味であることがわかります。
文化人類学の本によれば「世」は「稲粟」を意味し、
「稔れ(ナウレ)」は「直れ」に通ずるのだそうです。
お米や粟がたくさん稔ることが「世直し」になると言っているわけです。
沖縄の古人は「穀物が重要な食べ物である」ことを、神歌に込めることで
今を生きる私たちに教えてくれているんですね。
そして五穀が豊かに稔る世界、五穀豊穣こそが世直しであると
私たちのご先祖は豊穣の世をずっとずっと祈り続けてきた。
だから、沖縄で在来の粟種を持っていたのは、農家さんではなく神司さんでした。

<伊良部島の元司である長崎国枝さんと与儀千代美さんから在来粟を分けていただきました>
神さまに粟の神酒を捧げるため、在来の粟を絶やしてはならないと
ただその一心で毎年粟を作り続けてきたお二人。

<ダイナミックな粟神酒作りの様子>
すべてがファストでタイパな今の世で
食べるまでに手間がかかる粟は完全に消えてしまってもおかしくはなく
でも、
神に捧げる作物だったから、今の世に残ることができた。
やがて来るかもしれない食糧難を救う作物・雑穀の種が、
このようにして「祈り」とともに残されたことは、神の計らいであり、
いのちをつないでいって欲しいというご先祖さまの願いであると思うのです。
この大事ないのちの種を次の世代へと、心してつなげてゆかねばならないと感じています。
というわけで、
国際雑穀年の今年、浮島ガーデンも沖縄雑穀年を展開してゆきます!!
雑穀を使った人気メニュー 高キビのハンバーグを、畑から収穫したお肉「ハーベストミート」と命名。
様々なヴィーガン冷凍食品を発売してゆきます。

そして3月からは「五穀ヴィーガン料理教室」も再スタートします!

<久高島のハダカムギ、波照間島の高キビを使ったハーベストミート>
第1弾として、1月11日からハーベストミート・ハンバーグとヒエのお魚フライを
第2弾はハダカムギとやいま味噌のヴィーガン餃子やファラフェルをリリースします
お楽しみに〜〜
そしてそして、
浮島ガーデンが奮闘してきた「いただきますから世界を変える!」
赤椀の世直し活動に共鳴してくれる仲間を大募集します!
地球環境は待ったなしのところまで来ています。
猛スピードで世を稔らせてゆきたいです!
正社員、アルバイト、パートなどどんな形ででもジョインしたいという方を募ります。
求人情報サイトに掲載がスタートしたら、ブログ、Facebookなどでお知らせいたしますね。
まずはメールやお電話にて、お気軽にお問い合わせ下さい。
info@ukishima-garden.com
098-943-2100

<2019年の大嘗祭において、沖縄から粟を納め、ありがたくも天皇陛下からいただいた菊の御紋の赤椀>
あったかい沖縄から、いい正月でーびる!
明けまして、おめでとうございます!
<美しいなぁ〜伊良部島の海>
2023年、浮島ガーデンは12周年を迎えます。
もともとオーガニックワインが飲める島やさいヴィーガン・レストランとして始まった浮島ガーデン。
干支がぐるりと一巡した今、コロナの影響もあり、
様々な加工食品の製造業を中心に、お店は週に2日だけオープンするカフェに大変身しています!笑

<昨年リリースした大ヒット作「島豆腐のおから味噌床」>
やっている本人もさすがにこの展開は想像していませんでしたが、
でもでも、いつも精一杯「いただきますから世界を変える!」をやってきて
これがベスト!という選択をしてきたので、この展開で全然オッケーなんです〜〜
そして、今年はまたまた大きく変わる予定でいます。
詳しくは1月末にお知らせしますね。
こういったお店のインフォメーションから、食と環境問題の最新情報、沖縄のニュースに至るまで、
10年以上使わせていただいた「てぃーだブログ」にて再び書いて参ります〜
どうぞよろしくお願いします!
さてさて、
今年は国連が定めた「国際雑穀年」だって、知っていましたか?

なぜ国連は今年を国際雑穀年にしたのか、それは
雑穀はまず栄養価が高いこと、そして痩せた土地でも栽培でき、
気候変動に耐えうる作物であることを上げています。
詳しくはこちらを読んでみて
https://www.jircas.go.jp/ja/program/proc/blog/20220309
浮島ガーデンはオープン以来、雑穀を使ってお肉、お魚、卵、乳製品の味わいをつくる
かなりユニークなヴィーガン料理を作ってきました。
雑穀は一粒蒔けば数千もの稔りをつけるいのちの食べもの。
人も大地もよみがえらせることができる作物です。
フェイクミートと呼ばれる代替肉との違いは、
消化に良いこと、繊維質豊富で体に良いこと、
そして、何より雑穀といういのちの食べものには美味しさと喜びがあることです。

<五穀を使ったお肉お魚のコース料理>
そんな雑穀ですが
沖縄では、もちきび以外の雑穀はほとんど栽培されていない状況でした。
そこで私たちは雑穀を復活させるべく、2017年に沖縄雑穀生産者組合を立ち上げ、
現在では、波照間島、小浜島、宮古島、久高島、渡名喜島の生産者の皆さんと一緒に
高キビを中心とした雑穀生産に力を注いでいます。
この春からは西表島でも栽培が始まります!
<波照間島で五穀栽培に取り組むとんちぇ農園・西里正善さん>

<久高島で高キビほか、島小豆、ハダカムギを栽培する古波蔵節子さん>
ところでこの美しい螺旋を描いている雑穀、何という雑穀かわかりますか?
粟です。
沖縄では宮古八重山も含め、何百年も前から粟が祭祀の中で重要な役割を果たしてきました。
沖縄本島の神歌の中には「赤椀の世直し」というフレーズがたびたび登場します。
宮古島では「ユヤナウレ」、八重山では「ユバナウレ (世は稔れ)」が同様の意味で
実に多くの神歌や古謡、島唄の中にも登場します。

<西表島祖納の豊年祭で>
赤椀というのは神酒を入れる器のことで、
豊年祭などの農耕儀礼では、昔は粟で作った神酒を赤椀に注いでいました。
赤椀の世直しとは、すなわち赤椀に注ぐ神酒、
その素となる粟をたくさん栽培することが世直しにつながるのだと言っているのではないでしょうか。
そして、「ユヤナウレ」「ユバナウレ」も漢字で表すと、
赤椀の世直しと同じ意味であることがわかります。
文化人類学の本によれば「世」は「稲粟」を意味し、
「稔れ(ナウレ)」は「直れ」に通ずるのだそうです。
お米や粟がたくさん稔ることが「世直し」になると言っているわけです。
沖縄の古人は「穀物が重要な食べ物である」ことを、神歌に込めることで
今を生きる私たちに教えてくれているんですね。
そして五穀が豊かに稔る世界、五穀豊穣こそが世直しであると
私たちのご先祖は豊穣の世をずっとずっと祈り続けてきた。
だから、沖縄で在来の粟種を持っていたのは、農家さんではなく神司さんでした。
<伊良部島の元司である長崎国枝さんと与儀千代美さんから在来粟を分けていただきました>
神さまに粟の神酒を捧げるため、在来の粟を絶やしてはならないと
ただその一心で毎年粟を作り続けてきたお二人。

<ダイナミックな粟神酒作りの様子>
すべてがファストでタイパな今の世で
食べるまでに手間がかかる粟は完全に消えてしまってもおかしくはなく
でも、
神に捧げる作物だったから、今の世に残ることができた。
やがて来るかもしれない食糧難を救う作物・雑穀の種が、
このようにして「祈り」とともに残されたことは、神の計らいであり、
いのちをつないでいって欲しいというご先祖さまの願いであると思うのです。
この大事ないのちの種を次の世代へと、心してつなげてゆかねばならないと感じています。
というわけで、
国際雑穀年の今年、浮島ガーデンも沖縄雑穀年を展開してゆきます!!
雑穀を使った人気メニュー 高キビのハンバーグを、畑から収穫したお肉「ハーベストミート」と命名。
様々なヴィーガン冷凍食品を発売してゆきます。

そして3月からは「五穀ヴィーガン料理教室」も再スタートします!

<久高島のハダカムギ、波照間島の高キビを使ったハーベストミート>
第1弾として、1月11日からハーベストミート・ハンバーグとヒエのお魚フライを
第2弾はハダカムギとやいま味噌のヴィーガン餃子やファラフェルをリリースします
お楽しみに〜〜
そしてそして、
浮島ガーデンが奮闘してきた「いただきますから世界を変える!」
赤椀の世直し活動に共鳴してくれる仲間を大募集します!
地球環境は待ったなしのところまで来ています。
猛スピードで世を稔らせてゆきたいです!
正社員、アルバイト、パートなどどんな形ででもジョインしたいという方を募ります。
求人情報サイトに掲載がスタートしたら、ブログ、Facebookなどでお知らせいたしますね。
まずはメールやお電話にて、お気軽にお問い合わせ下さい。
info@ukishima-garden.com
098-943-2100
<2019年の大嘗祭において、沖縄から粟を納め、ありがたくも天皇陛下からいただいた菊の御紋の赤椀>
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