浮島ガーデン いただきますから世界を変えよう!

沖縄県産オーガニック野菜と穀物でアメイジングなヴィーガン料理を作っています。 このブログでは農家さんのこと、そして食べることを通して沖縄を大地から豊かにしてゆく、私たちの取り組みについてお伝えしています。

田芋でトゥンジージューシー

皆さん☆ハイサイ
今日は冬至=トゥンジー。
冷え込みが厳しくなる日…というよりはかなり荒れた一日になりましたね。


沖縄では冬至の日に「トゥンジーじゅーしー」、炊き込みごはんを食べるのが習わしですね。
というわけで私たちも沖縄伝統料理をワインに合う感じでリメイクしてみましたよ~~☆

その名も「スパイシー・トゥンジージューシー」

田芋でトゥンジージューシー

沖縄のウコンとオーガニック・クミンを入れて、ちょっぴりスパイシーに作ってみました。
波照間のもちきびと島にんじんが入って黄金(クガニ)色に輝いております♪

トゥンジージューシーのメインの具材はやっぱり田芋!

「宜野湾産業まつり」で一緒に出店させていただいた
大山の『サンキューファーム』さんから
でーじ上等な無農薬・無化学肥料の田芋を分けていただきました!

田芋でトゥンジージューシー

<オーガニック田芋、キラキラしてます>

田芋は親芋に子芋、孫芋が連なってできることから【子孫繁栄】の嘉例な食べ物として
沖縄の伝統行事には欠かせませんよね。
だけど1キロ=約1000円とけっこうお値段がします。
そのせいか、田芋料理を作ったことがないというウチナー女性、けっこういますね。

でもサンキューファームの宮城さんから田芋を出荷するまでにかかる手間、
労する過程を聞いたら、高いなんて言ってはバチがあたる!と考えをあらためましたっ。

田芋でトゥンジージューシー

<熱く語るサンキューファームの宮城優さん>

田芋は栽培期間が1年もかかる上、湧き水で泥を洗い、蒸してから販売されます。
というのも田芋は蒸してみないと食べられるかどうかわからないそうで、
夏場は半分近く捨てることもあるそうです。

「田芋を蒸すと、上等ターンムは皮が割れる。
それを見てオバァはよく、ターンム、ワラトーミー(田芋が笑っている)と言ってました」。
宮城さんは田芋を栽培するようになってからこの言葉の意味がわかったそうです。
「田芋の皮が割れたとき、一年の重労働が報われて自分も笑う…ということなんだと」。
…どれだけ苦労して作っているんでしょう。涙が出ました。

農家さんは本当に苦労しています。
日照不足が続く沖縄地方、本島だけでなく、宮古・八重山も不作に悲鳴をあげています。
田芋も今が最盛期ながら、ちょっと苦戦しているようです。
ありがたく、大事にいただきますね。

田芋でトゥンジージューシー
<大山の田芋畑…大きな道ができてます。
近い将来、この田園風景も経済優先の人たちにつぶされてしまうかもしれないそうです>


今年は原発問題、台風被害、そして11月からの日照不足で
お米や野菜が急激に手に入らなくなりました。
来年はもっと厳しくなるかもしれません。

手に入らなくなってはじめて、今まで本当にありがたかったんだと気づかされました。
私たちもできる限り農家さんを応援し、
自分たち自身も耕すことを真剣にやっていこうと考えています。


素晴らしい野菜・穀物・ワインがいただける幸せ。
浮島ガーデンで味わっていただけたら嬉しい限りです。


今夜は皆さんの健康を願って
「スパイシー・トゥンジー・ジューシー」をサービス☆


ぜひ味しにいらしてくださいね。

いつもありがとうございます♪







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Posted by ukishima garden at 2011年12月22日   17:49
Comments( 1 ) てぃーあんだーなエトセトラ
この記事へのコメント
ターンムはだから火が通った状態で売られているのですね。

ウチナーンチュながら、知らなかったです。

そうですよね、どれだけの手間暇かけられているのか、それを知ると高いなんて思わなくなりますね。

ありがたいです。
Posted by yuki at 2012年01月06日 17:16
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